キャンプサイトの目の前が海!初夏から夏にかけてキスがよく釣れる!
ときどきタコも釣れてその夜のバーベキューに!!
幸せの海づくしキャンプを楽しむのだ!
国道42号線を南下して紀北町に入ってしばらくすると、道の駅 紀伊長島マンボウがある。
多分ここは、いま三重県でもっとも活気がある道の駅であろう。
平日の昼間でも多くの乗用車、観光バスが止まっている。
その道の駅の手前の交差点を左に折れ、トンネルを抜けた先にあるのが、孫太郎オートキャンプ。
こんな立派なゲートをくぐり、施設の中に入ると、
「おおおおおおお!」
と思わず声をあげてしまう。
キレイに刈られた芝生が美しい。
そしてその向こうに輝く海が美しい。
そう、ここは海に面したキャンプ場なのである。
一番海側の人気サイト。
波の音を聞きながら眠り、目が覚めたら朝日に輝く海が広がる。
もちろん電源ありのサイトもある。
三重県には、日本のキャンプ場人気ランキングで常に上位に入るキャンプ場がいくつもある。
そのうちのひとつが、ここ孫太郎なのだ。
人気の理由はもちろんここのロケーションであろうが、もうひとつある。
ホテル並みの設備と清潔さを持つ高規格キャンプ場なのだ。
屋外の水回り関係の場所は、「これでもか!」というぐらいにピカピカに磨き上げられている。
そして大きな管理棟には、トイレ、シャワールーム、コインランドリー、体験教室などが行われるホールがある他、食品からキャンプグッズまでずらりと揃った売店まである。
忙しい合間をぬっていくキャンプ。
忘れ物があって当たり前である。
「ああああ、ショウガがないぃ!!」
「うおおおお、ビールが切れたあ!!」
でも孫太郎なら大丈夫なのだ。
調味料は各種揃っているし、各メーカーのビールもある。
しかも料金は良心的だ。
というわけで、こちら孫太郎オートキャンプ支配人の金子さん(写真左)に、お話を聞いた。
え、なぜオッサンふたり、並んで寝袋に入ってるんだって?
そんなこと聞かれても困る。
なんかいつの間にか「こうしましょうか・・・」ということになったのだ(笑)。
隊長「やはり夏休みはもう予約いっぱいですか?」
金子「そうですねぇ・・・キャンプサイトは空いているところもありますが、コテージとかはもう・・・最近はシーカヤック体験ですとか影絵体験など開催しているのですが、そちらも好評で・・・ありがたいことです」
まず金子さんに案内してもらったのはログキャビン。
木造のトレーラーハウスって感じ。
金子「このログキャビンはね、一番安いシーズンだと8400円で利用いただけるんですよ。
キャビンの中で寝られるのは5名までですが、前のスペースにテントを張ってもらってもいいので、そうすれば10名まで利用可能です」
隊長「え、じゃあひとり840円でいいってことですか?」
金子「そうなりますね~、ここは入場料とか必要ありませんので」
ログキャビンはエアコンつき。
虫や暑いのはちょっとというお母さんや小さいお子さんはログキャビンで、本格的にアウトドアを楽しみたいお父さんと息子は外のテントで・・・みたいな利用方法が考えられる。
キャンプに行きたいけど、家族が乗り気じゃないとお嘆きの貴兄にピッタリではないか(笑)。
金子「あとこちらは女性グループの皆さんにも人気ですね。中から鍵もかかりますのでセキュリティもばっちりということで。ま、夜中にこのあたりを歩くのは鹿ぐらいですが(笑)」
続いてはコテージへ。
ここはもはやキャンプ場というより、よく手入れされた別荘地だ。
そのひとつを見せていただいた。
リビングが広い。
結構な人数でパーティができそうだ。
金子「私もね、個人的には、もうこれはキャンプじゃないと思います。でも快適にリゾート気分を味わえるのは間違いないし、今求められているニーズなんでしょうねぇ、いつもこのコテージから予約が埋まりますから」
このコテージは定員5名。
海側に屋根付きのデッキが設けられていて、海を眺めながら朝食を食べたり・・・なんて出来る。
もちろんお風呂つき。
合宿などでの利用も可能だという。
最後に金子さんと共に前の海で釣りをすることに。
もちろん釣竿のレンタルやエサの販売もしているので用意がなくても大丈夫。
金子「7月はキスがよくつれます。そしてその仕掛けにマダコがよく引っかかってくるんですよ~。こないだもお客さんが釣り上げたので、塩もみして刺身にしてあげました」
隊長「支配人がですか?」
金子「はい。支配人ですからそれぐらいできないと(笑)」
なんというステキなキャンプ場であろう。
目の前の海で食材をゲットし、その新鮮極まりない幸をキャンプサイトでいただきつつ乾杯!
「あああああ、ワタクシも釣る! 釣って今日はここでキャンプじゃあ!」
思わずスイッチが入ってしまった隊長のワタクシであった(笑)。
金子支配人とサルシカ隊長の釣り勝負開始!
結果は金子支配人が1投目で小さめのキスをゲットォ!!
隊長、3投スカァ!!!
隊長「アタリはくるんや、そやけどエサだけ持ってかれる。ここのキスは性格が悪い」
いやいや、悪いのはワタクシの釣りの腕ですね。
すいません。
いやー、それにしても楽しい取材でした。
こんなに楽しんでしまっていいのでしょうか。
なんてことをワタクシが言っていたら、帰り間際に金子支配人が一言。
「一番申し訳ないな~、と思っているのは私ですよ。毎日こんな素晴らしいところで働かせてもらって。
毎日が楽しくて仕方ないんですよ。
ここで働かせていただいていることに本当に感謝してます」
うーむ。
遊びに来て楽しいところは、働いていても楽しい・・・・。
この孫太郎の素晴らしさを伝える、真の言葉である。
7月8月は予約で埋まっているそうだが、それ以外のシーズンならばそんなに苦労をしなくてもサイトを押さえることができる。
隊長のワタクシがオススメするのは、5月中頃から7月の上旬、9月から10月中旬ぐらいまでのキャンプだ。
夜はちょっと冷えるぐらいで焚き火を楽しむことができるし、テントの中が灼熱地獄になることもない。
ゆっくりと自然を楽しむことができるのでは。
またキャンプ場のそばには、海水浴場、プール、ホテルもある。
ドライブのついでに一度覗いてみはいかがですか?