三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年4月12日放送

個性的な住民がお店やギャラリーを活用して、太郎生を盛りあげ!
情報発信&観光客とのふれ合いで、地域をゲンキに!


奈良県との県境に位置する、津市美杉町の太郎生地区。
大洞(おおぼら)山や、倶留尊(くろそ)山など、1000m級の山々に囲まれた、登山客に人気の地域です。
しかし、山間の山村である太郎生地区は、早くから過疎化が問題に。

そこでふるさとをゲンキづけようと、ギャラリー、工房、椎茸栽培や錦鯉の養殖業者など、個性的な12軒の住民が『太郎生道里夢』を結成。
登山などで訪れる観光客に、地域の魅力を感じてもらおうと、活動をはじめました。
メンバーで太郎生地区の案内マップをつくり、それぞれのお店などで情報発信。

『太郎生道里夢』の案内所「丸八」と、奥山久子さん

「丸八」はお店が登山道の入り口で、しかもバス停前ということもあって、自然に案内役を務めるようになったそうです。
「来てくれた人に太郎生の人柄の良さとかを知ってもらって、何度も来てもらって、地域が盛り上がれば・・・一番嬉しいですね」と、奥山さん。

他の『太郎生道里夢』メンバーのお店は・・・。

■工房 二人静


女性二人でミシンの音を響かせる手作り工房。
古布などを使った、温かみのある布着や手提げ袋などを販売しています。
太郎生道里夢に参加し、奥村さんがお客さんを案内してくるようになったことで、訪ねて来る人や問い合わせが増えたそうです。

■そば道場 清貧庵

『まちかど博物館』に指定されているお店。
ここでは、そば打ち体験を楽しむことができます。
もちろん食事のみの利用も可能です。
(どちらも要予約)

■岩ひば栽培館

ここでは、西日本の奥深い山の岩場にしか生えない『岩ひば』を展示。
こちらも『まちかど博物館』に指定されています。

■かじや木の工房

数百年物の朽ちた木の根を磨き上げ、世界に二つとない工芸品に仕上げて展示。
こちらも『まちかど博物館』に指定されています。

・・・この他にもお店やギャラリー、民家など参加し、計12軒が力を合わせて、太郎生地区の魅力を発信しています。

一軒一軒の集客力・情報発信力は小さくても、その数が増えれば増えるほど、力は大きくなります。
『太郎生道里夢』は、住民のパワーを結集した活動をしているのです!