第3回「サルシカ隊長レポート」2011年7月

ここまで透き通り、生き物が豊富な川は、もはや国宝である。
思い出の川になんかせず、いつまでも残し、遊びたい

この川の美しさをどう伝えたらよいのであろうか。
清流、では当たり前すぎる。
さほどに美しい。

その川とは、紀北町海山区を横切る銚子川。
国道42号線の道の駅 海山のそばである。

その銚子川に面してあるのが、今回訪ねたキャンプ場「キャンプinn海山」。

三重県の海、山、川を愛するサルシカ隊の隊長のワタクシは、ここに着くなりいきなり靴下を脱いで川へ。

「おほほほほーう!ちべたい~!!」

なぜ人は冷たすぎる時、笑うのであるか。
まあそんなことはどーでもよいな。

美しい川に着いたら、まずは入ってご挨拶。
これは川ガキ、川おやじの常識である(すいません、今つくりました。笑)。

さて、こちらの「キャンプinn海山」。
日本の人気キャンプ場ランキングで数年連続1位をとったほどの人気で、今でも常に上位キープ。
同じ紀北町の孫太郎オートキャンプ、青川峡キャンピングパークと並んで、三重が誇るキャンプ場なのだ。

どれだけ全国のキャンパーに愛されているか。
それを物語る逸話がある。

2004年の台風の時、ここはキャンプサイトをほぼすべて流失するなど大きな被害を受けた。
その後、ここを愛するキャンパーたちが次々に駆けつけ、ボランティアで汚泥の撤去などを行い、今の姿へとよみがえることができたのである。

キャンパーたちに愛されるのは、川の美しさだけではない。
カヌーなどのアクビティが充実していること、常に施設全体が清潔に保たれていること、そして常に笑顔を忘れないスタッフがいるからに違いない。

人気のコテージ。
川沿いと林間にあるが、こちらは川沿い。

林間のコテージ。
まあ何もテントに泊まるだけがキャンプじゃないのだ。
しかもあまりアウトドア経験がない家族がいる場合は、エアコンやお風呂があるこういったコテージからはじめるのが無難。

しぶる奥さんを無理やり真夏のキャンプに連れていって、小さなテントで熱地獄を味わせ、しかも帰り際に雨でさんざんな目に遭わせ、
「もう二度とキャンプになんかいかない!」と宣言された父親をワタクシは実際に知っている(笑)。

せっかくの休みなんだから快適にすごそうではないか。

コテージの中を見学させてもらった。
お風呂もトイレも清潔。
もはやホテルです(笑)。

続いて川沿いのキャンプサイトへ。
川まで直線で7~8メートルであろうか。
ほどよく川のせせらぎが聞こえる。

ワタクシはここがいいなあ~。
テントを張って寝転んで、川を眺めていたい。
1日見てたって飽きない。
暑くなったら川に飛び込んで、もしくは足をつっこんで本を読んだっていい。

さて、続いては夏に人気のアクビティを紹介しよう。
夏の銚子川といえば、やはり魚飛渓であろう。

キャンプinn海山から車で数分。
銚子川の上流の魚飛渓で川遊び。
大きな岩がゴロゴロとあるその奇景は、見るだけで圧巻。

が、せっかくなので、川に飛び込んで遊ぼう!
天然のウォータースライダーも体験できる。

ワタクシもやったことがあるが、結構怖い(笑)。
が、男なら悲鳴をあげるな。
子供たちにいいところを見せるのだ(笑)。

逆に銚子川の下流へいって、ゆらゆら帯見学ってのもある。
これは川の淡水と海の海水が混じり合う一帯のところで、水中にもぐると、すべてがゆらゆらと揺れて見えるのだ。

これ以外にも、さまざまなプログラムが用意されているので、
ぜひキャンプだけでなく、海山の自然を体いっぱいで楽しんでもらいたい。

この夏休みは、もうすでに予約でほぼ埋まりつつある状況らしいが、8月の終わりごろならば若干空きがあるらしい。

ウェットやラッシュガードを着用すれば、9月でも十分遊べると思うので、それからでも遅くない。

さあ、みんなで川ガキになって遊ぼう!!!