三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2015年2月22日放送

三重県のとっておきのおいしいものを、一店に集結!
実際に足を運び、実際に食べて生産者との信頼関係を築き、選りすぐった品々が登場します!

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平成26年7月。
四日市諏訪商店街に、三重の特産品、とっておきのうまいもんを集めた複合施設『三重うまし国横丁 四日市宿』がオープンしました。
南伊勢や伊勢志摩の海の幸・山の幸が堪能できる、まさに三重県のアンテナショップです。


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店内は飲食店ながら、三重の特産品や産直品などが販売されています。
伊勢木綿のうちわや的矢かきの入った醤油、四日市農芸高校とコラボしたデザートなども見えますね。


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『三重うまし国横丁 四日市宿』の店内は伊勢志摩・南伊勢の魚介類や三重の郷土料理が楽しめる『おいないさ』、トンテキや豚焼肉などが楽しめる『トンテキ酒場』の2つに分かれています。


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この日は『三重うまし国横丁 四日市宿』を経営する『株式会社郷土活性化』代表の吉田金二朗さんが、仕入れ先の南伊勢町へ。
なぜ仕入先に南伊勢町を選んだのかを、お聞きしました。

「南伊勢町にはおいしい食材がたくさんあるんです。
実際に食べて、僕がおいしいと思ったものをお客様に提供するようにしています」

こうして月に3,4回、吉田さん自ら仕入先に回っています。


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まずやってきたのは、贄湾(にえわん)に面した南伊勢町の阿曽浦。
ここでは『あっぱ貝』を仕入れています。
『あっぱ貝』とは志摩や南伊勢町で生産されている貝で、地元以外ではほとんど流通していないそう。
その理由は、鮮度が落ちやすく日持ちしないため。

そんな『あっぱ貝』を、この道40年の養殖業者である湊川正巳さんや南伊勢町のみなさんと協力し、その日のうちにお店に届けるシステムを作ったのです。


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続いて訪れたのは、みかんの産地として有名な、南伊勢町の内瀬(ないぜ)。
こちら『アサヒ農園』では園主の田所一成さんが、高級なみかん作りを行っています。


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それがこの『せとか』。
2001年に登録されたみかんの新品種で、香りや味の良い柑橘を掛け合わせて生まれました。
柑橘の女王とも言われている品種です。
日に焼けると色が抜けてしまうため、『サンテ』と呼ばれる退色防止用の袋を、ひとつひとつにかけています。

袋を取ると、鮮やかな色と香りが!
なんと関東では1個1500円ほどで販売されているとか。

『アサヒ農園』では温州みかん、せとか・デコポン・カラ・レモンなどを栽培し、『三重うまし国横丁 四日市宿』に、季節に応じた旬の柑橘類を届けています。
お店では、生搾りチューハイとして使用され、大好評だそうです。

「田所さんが皮が香る時期や実がおいしい時期を一番知っているので、オススメのものを使っています」

と、吉田さん。

「旬の時に、一番おいしい飲み方や食べ方をわかってもらえるとうれしいですね」

と、田所さん。
こうした生産者との直接のつながりも、おいしさの秘密のようです。


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そして今、南伊勢で注目の食材といえば、『伊勢まぐろ』!
熊野灘近海で捕獲したクロマグロの稚魚を、南伊勢町神前浦(かみさきうら)の海で大切に育てました。
こちらも『三重うまし国横丁 四日市宿』イチオシのメニューです!

「南伊勢町には良い食材がたくさんあるのに、まだまだ知られていません、
もっと多くの人に知ってもらい食べてもらうことで、地域のマーケットも広がり地域の活性化につながると思っています」

と吉田さん。


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そして営業時間となった『三重うまし国横丁 四日市宿』。
ずらりと並んだ新鮮食材の数々をごらんください!
伊勢マグロの中落ちは、このまま豪快にスプーンでいただけます。


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焼きたてのあっぱ貝を頬張っているこちらの男性は、3回目の来店。
伊勢に住んでいた経験があるため、伊勢のおいしい魚や貝、さらにここでしか食べられないものがあり、とても楽しんでいるとのこと。


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『アサヒ農園』のレモンを絞った生搾りチューハイは、酸っぱさよりもレモンの香りを感じられる一杯。

『あっぱ貝のまんま蒸し』は、お店特製の出汁とアオサとあっぱ貝を合わせて蒸したもの。
身がふっくらと蒸し上がり、磯の香りと旨味が濃厚です。


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『伊勢まぐろ盛り』は日替りで4種の部位を楽しむことができます。
この日は中トロ・赤身・切り落とし・心臓。
生のまま、または石焼きで軽く炙っていただきます。


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おいしさ溢れる店内には、敬意を表して生産者の看板がかかり、お客さんを見守っています。
三重を歩いて選りすぐりのものを仕入れる。
生産者と直接つながることによって、生産者の想いを伝え、よりおいしさを引き出す。
三重うまし国横丁四日市宿がめざす大きな大きな夢。
それは生産地の雇用の確保と、三重県全体の活性化です。