「ゲンキ3ネットは三重県の定番観光スポットの情報が足りないのではないか!!」
そんな幾千万の利用者のみなさんの要望にお応えして、サルシカ隊長と写真師マツバラのデコボココンビが、三重の鉄板・観光・スポット・・・略して「てっかす」(笑)を徹底取材!
記念すべき第1回は、熊野の鉄板観光スポット、鬼ヶ城だ!!!
このWebサイト「ゲンキ3ネット」はその名前の通り、三重県をさらにゲンキに賑やかにするため、そして三重県をゲンキにしようとがんばっている地域のみなさんの情報発信をお手伝いするのが目的で、地域密着型のイベントや施設、さまざまなグループの取り組みを紹介させていただいている。
だから、三重の定番の観光情報は「かんこうみえ」さんに任せておけばいいじゃん。
よろしくおねがいします〜、というスタンスであったのだ。
が、ゲンキ3ネットもいつのまにかどんどんアクセスが伸びてきて、それなりの影響力を持つようになった。
県内ばかりではなく、三重県へ遊びにいってみようと思った県外の人もどんどんアクセスするようになってきた。
そんなみなさんに、熊野の秘祭「どぶろく祭り」を紹介して「おおおおおお!」と驚いていただくのもいいが、せっかくわざわざ熊野に来ていただくのだから、やはり定番のスポットも紹介して立ち寄っていただいた方がよいのではないかと思ったわけなのである。
基本、ゲンキ3ネットの情報の仕組みは、関連した情報が出てくるイモヅル式である。
が、ゲンキ3ネットのデータベースに登録されていないければ、地中に芋がない状態なのである。
で、サルシカ隊長のワタクシと、写真師のマツバラは、まずは熊野の定番観光スポットの鬼ヶ城へと向かったのである。
さて、鬼ヶ城である。
Wikiによると、
「鬼ヶ城(おにがじょう)は三重県熊野市木本町にある海岸景勝地。
国の名勝『熊野の鬼ケ城 附 獅子巖』(くまののおにがじょう つけたり ししいわ)の一部である。
熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段上に並び、熊野灘に面して約1km続いている。
志摩半島から続くリアス式海岸の最南端で、この地を最後になだらかな海岸(七里御浜)へと変わる。
東口から山頂へ通じるハイキングコースには桜が植えられており、春には4種類の桜が次から次へと開花して長期間花見が楽しめる。
1935年(昭和10年)に国の天然記念物に指定された後、1958年(昭和33年)に獅子巌が追加指定され、名勝および天然記念物「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」となった。
ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年7月登録)の一部。また、日本百景に選定されている」とある。
国の名勝であり、世界遺産なのである。
こんな話のあとに申し訳ないが、実はワタクシが初めてロングドライブで女の子とやってきたのがこの鬼ヶ城であった。
ワタクシが18歳のときなので、いまから30年前!
当時は高速もなかったので4時間近くかかった記憶がある。
その頃、鬼ヶ城の入口周辺は、確か赤と緑の大きな鬼のハリボテが立っており、古びた土産物屋が並んでいたイメージしか残っていない。
女の子とウキウキドライブにやってきて、「ああ、これはいかんぞ、とてもデートにふさわしくないところにやってきてしまったぞ」と激しく落ち込んだ(笑)。
が、上の写真を見ていただきたい!!
鬼ヶ城の入口には、鬼ヶ城センターという瀟洒なビルが建っているのである。
レストラン、カフェ、売店、情報発信コーナーなどなどが入り、2海からは熊野の美しい海が見えるのである。
30年前。
鬼ヶ城センターがあったら、ワタクシの初ロングドライブデートもさぞ違うものになったにちがいないのだ!
しかも!!
鬼ヶ城へのアプローチの道もこんなに美しく整備されている。
そしてご覧あれ!
この熊野灘の美しさを!!
地平線の彼方は深く濃く、そして手前は淡く白く、海の青さは突き抜けるように美しい。
観光を終えた団体さんが前から、そしてこれから観光する団体さんがうしろから、どわどわとやってきた。
せまい通路は一気に大混雑となる。
しかもいろんな言葉が入り混じって大変騒々しい。
前からやってきたのは中国の団体さんであった。
背後からきたのは韓国の団体さん。
日本人である写真師とワタクシは、中国人と韓国人の団体にはさまれ、退路を失い、あわわ状態(笑)。
しかも、この日のワタクシは作務衣を着ていたもんだから、みんなに口々に何かを言われ、バシャバシャ写真を撮られる。
「日本人は愛想がない!」とか言われたり、国交に悪影響を与えてはいけないので、ワタクシはひたすら笑顔でこたえる。
まさに「にわか有名人」!(笑)
スターも大変だ!!
ま、そんな冗談はさておき、最近の鬼ヶ城には海外のお客さんがどんどん来ているようなのである。
高速道路が尾鷲まで伸びた影響であろうか。
たぶん伊勢神宮を参拝してから、バスでやってくるのであろう。
日本の観光客も、中国や韓国の団体客も、目の前に広がりつつある光景にみな感嘆の声をあげていた。
そしてスマートフォンでバシャバシャ写真を撮っていた。
そうなのだ。
鬼ヶ城は世界に通用する景勝スポットなのである。
三重県人はもっと自慢してもいいのだ。
そして何よりもっと鬼ヶ城に足を運んでいいのだ。
だってね、駐車場代も入場料もいらないんですよ、奥さん!!
タダですよ、熊野へいったらまあ立ちよんなさいよ、ね、って感じ(笑)。
などと言いつつワタクシも10年ぶりぐらいの再訪であったが、改めてここの魅力、底力を思い知った。
「すまぬ、鬼ヶ城!」
なのである(笑)
このスケール感は実際に来てみないとわからない!
途中で巨大な割れ目を発見し、意味もなく(いやあるか。笑)コーフンし、頭から突っ込むワタクシ。
バカといってください。
もうすぐ50歳です(笑)。
さて、もっと奥に進もう。
実は、おととし(平成25年)9月の台風18号の被害により鬼ヶ城の遊歩道は一部通行止めになっていた。
ワタクシたちが行った2月も途中で通行めであった。
が、まもなく災害復旧工事が終了。
そして平成27年3月7日(土)より、全面通行できるようになる。
あの階段上の海食洞の道を歩いて鬼ヶ城をぐるりと回れるようになるのだ。
通行止めになっていたところで、写真師とワタクシはその先を眺めながら、全面通行ができるようになったらまた来ようと誓ったのである。
みなさんもいかがですか?
今週末からですよ〜!!!(2015年3月4日記)
写真/松原 豊