ゴールデンウイークの5月2日に行ってきました。
伊賀焼の窯元「長谷園」の「第20回窯出し市」。
朝一番に行くのが良いとの情報を仕入れた私たちが、会場に到達したのは8時45分。
9時のスタートの前に駐車場はほぼ満杯。
すでに人々で活気付いているではないですか。
駐車スーペースを確保し、日焼け対策の帽子と両手が自由になるリュックの万端装備で、いざ会場へ。
駐車場の階段を上がると、オーガニックマーケットのノボリやサクサクメロンラスクなどなど…とてもそそられるのですが、早々に食い気に走るのは…と思い直し、向かいの趣ある建物の中に入ってみました。



　



庭園に囲まれたその「当主屋敷」の別荘では、お茶席が設けられていました。
マーケットの誘惑には勝ったものの、和菓子で一服の誘惑に負けて別荘の中へ。
主菓子は地元の和菓子店の花菖蒲。
使った菓子皿を持ち帰れて一服１,000円。
銘々皿は使い勝手が良いので、嬉しい記念品です。

それから、屋敷に展示されている作家作品を拝見。
気になる器が多々ありますが、こちらは目の保養といった感じで…。
国文化財に登録されている屋敷の内外で見かけるセンスの良い陶器を使ったしつらえも、これまた目の保養でした。

優雅な空間を後にして向かったのは、長谷園の人気商品のアウトレットコーナー。
ヒット商品の土鍋などが、なんと63パーセントオフ。
安さの理由は焼きムラや釉薬はげということで、使用にはなんら問題はないそうなので、欲しかった商品なら買わずにいられないという感じです。

そしていよいよ掘り出しもののコーナーへ。
激安のタジン鍋、網焼きコンロ鍋などなど、なんだか惹かれるものがいっぱい。
そして100円、200円のコーナーにも、おもしろそうな陶器がずらり。
ここで一気に買い物スイッチが入り、商品を物色。
絵柄のキュートさが気に入って小皿を購入。200円なので迷わず4枚の大人買いです(笑)

お気に入りをお値打ちにゲットした後は、陶器や雑貨の出店コーナーへ。
この窯出し市は、長谷園だけでなく他の窯元や作家さんの陶器、雑貨のお店なども出店しているんですね。
そんな趣の異なる器を見て歩くことができるのもこの市の魅力の一つ。

若い作家さんのテントで気になる物体を発見。
１,000円値引きで交渉成立。
その物体の正体は後ほどご紹介します。
作家さんとお話ができるのもこういった市ならでは。
お気に入りの作家さんの作品を毎年観に来るという楽しみ方もできますね。





これで本日の買い物は終了。
米粉でできた揚げ団子と揚げパンで小休止。
どちらも揚げたてでモチモチ。
食べ物やさんの出店が多いのはやっぱり嬉しい。
揚げ団子にかぶりつく姿があまりにもひどかったので、写真のアップはありませんが、味は抜群でしたよ(笑)
そして登り窯の見学に。
ここにも気になる花器や水差しがたくさんあり、ついつい見入ってしまいます。





ここで電動ろくろ体験教室を発見。
手びねりの経験はありますが、ろくろは初めて。
指導のお姉さんの手を借りてビアカップにチャレンジ。
柔らかい土の感触が気持ち良い。
体験は無料ですが、焼成希望の場合は茶碗サイズで１,500円。
6月に仕上がるということで、マイビアカップでの一杯が楽しみです。
隣のテントで、ワインを味わいながら絵付け体験中のご婦人を発見。
そういえばお酒の出店もありましたが…なんとも粋なマダムです。
こんなシーンも市ならでは(笑)





帰路に着く前に展望台に登ってみると、お弁当を広げる人たちの姿が。
気がつけばもう1時前。
午後になって会場は、さらに賑わってきました。
4時間近く時を忘れて楽しんでいたことに、我ながらびっくり。

そして今日のスペシャルなお買い物はこの焼き物オブジェ。さっそく庭に置いてみました。いかがでしょうか？