FM三重『ウィークエンドカフェ』2015年5月23日放送

今回は、尾鷲観光物産協会の中村俊介さんにお越しいただきました。
協会へかかってくる電話で最近多いのは、「釣りができる場所はどこですか?」というお問い合わせ。
そしてその釣りのお客様が楽しみにしていることは、おいしい魚を食べること。
ここでしか味わえないものがたくさんあるんです。
なかでも中村さんのおすすめはおわせ棒。
町歩きをしながらいろんな味に出会ってください。

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■馬越峠を歩いたり、潮干狩りなどを楽しむ人で賑わったゴールデンウィークの尾鷲

ゴールデンウィーク期間中は、尾鷲北インターで降りるのもちょっと時間が
かかるくらいたくさんの人が訪れました。

連休を利用して馬越峠を越えるお客さんがけっこういまして。
去年に比べるとちょっと人数は減りましたが、それでもたくさんのお客さんがが来られました。
ネットなどにも載っていますが、一番初心者向けで登りやすい峠が馬越峠。
しかしその情報を見てきたお客さんの中には、「初心者でもキツイよ〜」と言ってリタイアする人もちらほら。
夢古道からタクシーを呼んでください、という人もいました。
石畳の道なので、甘く見ちゃいけないですね。

また、今年はどの海岸でもあまり貝が捕れないそうで、こちらの潮干狩りに関する問い合せもよくありました。
こちらの潮干狩りは料金が駐車場代のみ、貝を捕る料金がかからないので、ちょっと体験してみたいという家族連れが多く見られましたよ。

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■毎週土日はおわせ棒で町歩き

『おわせ棒』を去年一年間を通してやってみたところ、最初はやはり、地元の人が食いつきました。
そして高速が通って近くなったこともあり、土日の休みを利用して、名古屋や和歌山など、比較的近い人たちが『おわせ棒』のチラシを持ってくる方が増え、食べ歩きを楽しんでもらっています。

他の地域の食べ歩きはどうしてもワンコインくらいの値段まで出さないと食べられないんですけど、尾鷲はそれに比べると安いんです。
地魚を使った惣菜系やスイーツなどもありますし、価格も100円から200円ほどなので、手軽に食べることができるんですね。
食べ歩きにはもってこいの商品です。

人気の『カツオくん』はカツオの燻製。
棒に刺さってはいませんが、『おわせ棒』に合わせた大きさと価格で販売しています。
お酒のつまみにちょうど良いです。
『おわせ棒』は土日限定なんですが、どうしても日曜日が定休のところもあります。
一部店舗では平日も販売しているので、『おわせ棒食べ歩きマップ』を参照してくださいね。

先日も魚鉄さんに『サザエのうま煮』を買いに行ったお客さんが、もう商品がなかったので、代わりにサザエの刺身を出してもらったそうです。
みなさん、いろいろ臨機応変に対応してくれるので、僕たちもオススメしています。

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■ヤーヤ便のおすすめ

『尾鷲まるごとヤーヤ便』は、今年で7年目になりました。
年に4回尾鷲のおいしいものを送るこのヤーヤ便は、年々人気になり去年は
多い季節で2600軒ものお家へお届けしました。

今年になってオプションから正式な商品となったのが、長久丸さんの『尾鷲産もちもちマグロ』。
長久丸はマグロをマイナス三〇度のアルコール溶液に漬けて急速に冷凍する「アルコールスラリー製法」を導入した、世界で1隻しかない船。
解凍するとモチモチとした食感が味わえるということで、お客さんに喜んでもらえると思い、基本セットに仲間入りしました。
そして夏の便には、鰹のタタキも用意しました。
高知では塩で食べる『塩タタキ』が主流になっているようなので、せっかくならと塩も付けました。
塩タタキで召し上がれるようになっています。
塩は尾鷲の『モクモク塩学舎』の海洋深層水の塩を使い、何種類かある塩を食べ比べて、鰹のタタキにぴったりな塩を選びました。
それから、今回のオススメは『くずきりそうめん』です。
『朝日饅頭本舗』さんからのイチオシ商品で、今回は梅と黒糖味を用意しました。
みなさん、基本はお魚商品を求めていますが、それでもこういったスイーツが入っていると、喜んでもらえますね。
以前入れたジャムなどもおいしいということで、お客さんが自分で取り寄せたり。
リピーターを作るのが狙い所なので、こういうのは嬉しいですね。

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■賞品のマグロを名古屋の当選者の家までみんなで持っていった!

去年は、抽選で1名の方に20kgの生まぐろをプレゼントという企画を行いました。
一番おいしい、1月から2月にかけて揚がったマグロを、当たったお客様に届けたところ、まさか自分が当たるとはという思いがあったようで、もうマグロを食べることしか考えられないほど、楽しみにしてくれていたそうです。
いい人に当たりました(笑)。

マグロは『ヤーヤ便』申込者の中から抽選ということで、市長に引いてもらい、当たった人にまず当選通知の電話を。
それからマグロの良栄丸さんにマグロが揚がる日を聞き、当選者にご都合の良い日を訊ねてお届け日を決め、それに合わせて僕たちで届けました。

当選した方がたまたま、名古屋市内の町内会長をしていて、町内の会議で「当たったんや!」と、おすそ分けすると宣言していたようですね。
その方がさらに、「ヤーヤ便のカタログがたくさん送って!みんなに配るから」と言ってくださり、尾鷲と名古屋がつながってくれたなと思いました。

当選者の方は釣りが好きで、尾鷲にも釣りに来たことがあるんや、と、そこから話が弾んで、ちょっと箸が止まるくらいの饒舌さ(笑)。

送る方も尾鷲のものを届けたいと思っているし、買ってくれる人も何かしら尾鷲との繋がりを求めると思います。
尾鷲の商品を通して、ファンになってくれるというか、通販を始めたことでかなりのファンが増え、「応援しとるで頑張ってな〜」など、本当にあたたかい声をかけてもらっています。

『ヤーヤ便』は、最初はPRしても認知度がなく、物珍しさで買う人が多かったのですが、最近ではこれを申し込むのが楽しみだという人がいるくらい、認知度も上がってきました。
そして去年、ふるさと納税を含めて全国的に認知度が上がりました。
今年は3月のふるさと納税スタートから、日本中のいろいろな地域から尾鷲市に納税し、このヤーヤ便を楽しみにしてくれている人がいます。
その期待を裏切らないように頑張りたいですね。

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■夏の『みなとまつり』で魚のつかみ取り!

8月に毎年開催している『みなとまつり』は、それを楽しみに来てくれるお客さんもたくさんいます。
昨年は小学生を対象に『魚つかみ大会』を行いました。
掴んだ魚は家に持ち帰ることができるので、水浸しになりながらもがんばって鯛などを獲っているお子さんもいました。
そしてそれを見ているご家族も、子どもが楽しそうにしているので喜んでいましたね。
ブリなども入っているので、追い詰めて掴んだ段階で、大人がちょっと手伝って。
これは度胸がないと、なかなかできないですね。
中には魚が怖いと言って、一歩も動けない子どもがいたり。
子どもって意外と人見知りが強いんですが、スタートするともう必死!
その中でいつの間にかに連携も生まれたり。
知らない子ども同士が端と端で追い詰めて、お互い近い魚をガっとつかんだり。
面白い企画でしたね。

海も川も、尾鷲には遊ぶところがまだまだたくさんあるます。
三木里の海水浴場もオープンするので、夏に向けてさらにお客さんが増えると思います。