竹成大日堂五百羅漢がある敷地に今、菩提樹の花が咲いています。
葉とは別に花の真上にガクがひとひら。花が種子となった後このガクがくるくる回り【空を飛ぶ種子】となります。

葉は心臓の形に似ています。
その菩提樹と密接な関係があるお釈迦様。
お釈迦様が雪山で苦行をされている場面が竹成大日堂五百羅漢の中にかたどられたものがあります。
骨ばんだお体で苦行をするお釈迦様に手を合わせて見守り続ける2体、日光菩薩と月光菩薩(画像)。

そして6年間にも渡る雪山の苦行では悟りを開けなかったお釈迦様が下山される様子、お体が黒くなっています(数体の羅漢像中央)。
その後お釈迦様は菩提樹の下で座禅を組み悟りを開き仏陀になったことから聖なる木とされ、種子も数珠として使われたりと信仰の対象になっています。
(お釈迦様の話は一例で諸説あります)

どっしりかまえた幹に控えめな花を咲かせた菩提樹。
眺めれば心静かになれそうです。

竹成大日堂五百羅漢で、苦行されるお釈迦様の像と菩提樹を見ながら思いを巡らせてみてはいかがですか。
*花の期間が短く見頃はあと3~4日くらいとの事です。(2015年6月15日)


11048786_374329532766141_1195660237451376468_n