伊勢市『伊勢やまだ大学』

- 特別講座「しめ縄づくり体験講座」/伊勢やまだ大学[2019.11.19]
- 第10回 伊勢やまだ大学 お店ゼミ(まちゼミ)/伊勢やまだ大学[2019.09.05]
- 第9回 お店ゼミ(まちゼミ)/伊勢やまだ大学[2019.02.08]
- 第2回 やまだ寄席/伊勢やまだ大学[2018.11.26]
- 「神楽月 外宮さん参り」開催のお知らせ/伊勢やまだ大学[2016.11.04]
- 合唱の森・伊勢 麻衣チャリティーコンサート/伊勢やまだ大学[2016.11.02]
- 特別講座「御饌丼の会 プロデュース『利き米』で三重の米のブランド米を食べ比べ講座」/伊勢やまだ大学[2016.01.05]
- 特別講座「外宮33社講座」/伊勢やまだ大学[2016.01.05]
ここでは人が神を敬い、神が人を見守ってきた暮らしがあります。
そして、その営みが永遠につづくことを願う祈りが息づいています。
日本人の深い精神性や道徳観、この地域の深遠な歴史や生活文化について、
正しく、楽しく、伝えていく「学びと交流の場」をこの地に作り、
市民だけでなく、日本中の人々にも開放し
瑞々しい、活き活きとした「外宮のまち やまだ」を目指します。
それが『伊勢やまだ大学』です。
基本情報 | |
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名称 | 伊勢やまだ大学 |
住所 | 伊勢市岩渕1-7-17 |
問合せ | TEL 0596-25-5155 平日(09:00~17:15) |
HP | http://ise-yamada.jp/ |
- 外宮さんを中心とした、「山田のまち」全てがキャンパスで、学びの場『伊勢やまだ大学』(ゲンキみえ)
- 2015.10.11UP
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三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2015年10月11日放送
賑わい・活気を失いつつある「山田のまち」を盛り上げようと、市民大学『伊勢やまだ大学』を設立!
10の商店街をキャンパスに、地元「山田のまち」の魅力を発信し、商店街の活性化につなげていきます!基本情報はこちら
三重県最古のアーケードと言われる『伊勢銀座しんみち商店街』などを含む、外宮の前に広がる、かつて『やまだ』と呼ばれた地域に、『伊勢やまだ大学』が誕生しました!
『伊勢やまだ大学』運営委員長の奥田宗吾さんに、お話をうかがいました。
「『伊勢やまだ大学』は、外宮を中心に広がる10の商店街をキャンパスと見立てた市民大学です。
10商店街で構成される伊勢市商店街連合会の青年部が集まり、平成25年の式年遷宮に合わせ、その前年の平成24年に設立。
各商店街を活用した様々な企画で、伊勢の中心市街地である『山田のまち』の活性化に取り組んでいます」
大学の活動内容は『お店ゼミ』。
各商店街の店主が講師となってプロならではの「コツ」や「知識」など、暮らしの情報などを教えてくれる講座です。
『お店ゼミ』、1時限目は、伊勢銀座しんみち商店街にある、『天野園芸』。
生花・園芸に加え、フラワーアレンジなどもやってくれるお店です。
こちらで今の季節に行っているのは、『プリザーブドフラワー講座』。
使用する材料も最初から用意されているため、誰でも30分ほどで完成させることができるそうです。
受講料は無料で、材料費のみ参加者に負担してもらっています。
これからの季節はハロウィンのリースづくりも体験できるそうですよ。
『お店ゼミ』、2時限目の教室は伊勢銀座しんみち商店街のセレクトショップ『サンスピリット』。
閉店時間後に始まったこちらのゼミは『マフラーとストールの巻き方講座』。
およそ1時間かけて教わったのは、ショップの店長がオススメする8種類の巻き方。
さらに、アレンジや着こなしのコツもアドバイスしてもらっていました
「2人ともストールが好きで結構持っているので、いろいろな巻き方を教えてもらえればと」
「身近なものを、こうやって教えてもらえるのは、なかなか機会がないので、とても良いです」
参加者も大満足のようですね!
『伊勢やまだ大学』では1年に2回、前期と後期にわけて特別講座を開催。
外部講師を招いたり、伝統文化を体験したり。
「外宮のまち・山田」をメインテーマに、改めてふるさとを学ぶ地元学です。
「地元の人でも、外宮について知らないことが意外とたくさんあります。
地元の人に知ってもらうことで、この商店街のみんなで力を合わせて『やまだの町』を生き生きとした『外宮の町』という風にしていきたいですね」
と、特別講座担当の山本武士さん。
また、ゼミだけでなく『サークル活動』も盛んに行われています。
こちらはその1つ、市民劇団『伊勢やまだ劇団』の稽古風景。
吉本興業と連携して行う旗揚げ公演に向けてのもの。
劇団員は、オーディションで選ばれた一般市民の方々で、20代から70代まで、幅広い世代が参加しています。
「伊勢にはけっこう、面白い人がたくさんいるんですよ。だから、そういう人を集めて、面白いことをできないかなと思って、立ち上げました。
みなさん本当に素人なのかと思うくらい個性があって演技力もあって、本当に楽しませてもらってます。
たくさんの人に見てもらい、商店街ががんばっているのを知ってもらうことで、応援する気持ちにになって欲しいと思います」
と、『伊勢やまだ劇団』担当の山下智史さん。
参加者に、劇団に入った動機をお聞きしました。
「『やまだ大学』の役員に知り合いがいて、そのがんばっている姿を見て。
また、私も、人見知りの性格を直したいと思ったのが動機ですね」
「先輩方たちがとても活動的なので、私のような若手も、先輩たちに教えてもらいながらもっとがんばって、力を入れていきたいと思ったのがきっかけです」
『伊勢やまだ劇団』の旗上げ公演は、先月9月23日に伊勢市観光文化会館で開催。
たくさんのお客さんが入り、大盛況に終わりました。
『伊勢市商店街連合会』の会長、世古一夫さんに、『伊勢やまだ大学』の取り組みについての考えをお聞きしました。
「今までの商店街連合会の企画は売り出しや景品が主だったので、最初聞いた時は正直驚き、戸惑いを感じました。
しかし、これまでの企画に行き詰まりを感じていたのも確かでしたので、若い人たちが目指すところというのはある程度理解でき、じゃあ彼らに任せてみようかという気持ちになりました」
かつて『やまだ』と呼ばれた、外宮さんのお膝元。
人が神を敬(うやま)い、神が人を見守ってきた暮らしがそこにあります。
その営みが永遠に続くよう改めて学ぶのが、『伊勢やまだ大学』なのです。
基本情報はこちら
- 伊勢市『伊勢やまだ大学』運営委員長の奥田宗吾さん(カフェ)
- 2015.06.27UP
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FM三重『ウィークエンドカフェ』2015年6月27日放送
今回のお客様は『伊勢やまだ大学』運営委員長の奥田宗吾さん。
伊勢高柳商店街にある、呉服屋さんのご主人でもあります。
活動のきっかけとなったのは、平成24年の秋、伊勢市商店街連合会青年部の活動『外宮のまち山田活性化プロジェクトがスタート』。
それから2年、準備を進めて平成26年の11月に大学が開校となりました。
外宮さんの近くで扇形に広がる10の商店街がこの大学のキャンパスです。奥田宗吾さん(一番右)
基本情報はこちら■『町の魅力再発見プロジェクト』からスタート
『伊勢やまだ大学』は文部科学省が公認していない大学ですので、市民大学という形です。
平成25年に伊勢神宮の式年遷宮が行われましたが、外宮さんの前に『伊勢市商店街連合会』という商店街の組合があり、10商店街が参加してるんです。
10の商店街は、宮川の方から二俣辻久留商店街、浦口商店街、うらのはし商店街、たかやなぎ商店街、そして栄町商店街、しんみち商店街、さくら通り商店街、伊勢市駅前商店街、外宮参道発展会、最後に宇治山田駅前の明倫商店街。
全国各地の商店街と同じように、各商店街の店主の方々も高齢化し、跡継ぎもおらず閉めてしまうお店があり、華やかな商店街とイメージがあまりないんですね。
式年遷宮で全国からたくさんのお客さんが来てくれているのに、商店街の人間がこんなに黙っていていいのか、もう少し中心市街地の活性化に真剣に取り組むべきでは・・・ということで10商店街の青年部が結集し、プロジェクトを立ち上げました。
まずはじめに行ったのは、『町の魅力再発見プロジェクト』。
伊勢市に住んでいる我々でも、知らないことや知らない場所がまだまだあるのでは・・・との考えから、各商店街のメンバーが伊勢市中くまなく歩いて、見落としている名所旧跡、寺社仏閣を含めてもう一度掘り起こしをしました。
そして出来上がったのが『外宮の町やまだマップ』です。
■『外宮の町やまだマップ』づくり
しんみち商店街の裏にある、欣浄寺というお寺がの地獄絵図がすごいんですよ。
しんみち商店街も欣浄寺にあやかって地獄的なイベントをしたら面白いんじゃないかとか、そういう話でマップづくりの間も盛り上がりました。
まだまだ知らない名所や名物がたくさんあり、たくさん載せました。
また、場所だけではなく人物にもフィーチャーしたので、このマップにはいろいろ面白い人たちも出ています。
他にも例えば『コロッケ対決』とか、ソフトクリームなのにカチカチな伊勢の名物アイスでの『カチカチソフト対決』とか、そういうものも載せ、面白く作ってみました。
おかげさまでそのマップは観光客の方にも好評で、すぐになくなったそうです。
もちろん伊勢在住の人たちからも、結構人気がありましたよ。
キャラの濃い人間がたくさんいたので、厳選するのも大変でした(笑)。
今回は第1弾ということで、今後も作っていけたらなと思っています。
しかしマップが出来たからといって、観光客がすぐに商店街に足を伸ばしてくれるわけではありません。
そこで、通常は集まってはお酒をたしなむ青年部ですが、珍しく真面目な合宿も設けました。
十数人が缶詰となり、県外から講師の先生を3人招いて勉強したのです。
内容はもちろん町づくりについて。
他県の成功事例を踏まえて、いろいろな角度からそれぞれの先生の話を聞き、次の日にはまとめて意見発表もしました。
こんなこと初めてだったので、逆に新鮮で楽しかったですね
その中で、日本各地で市民大学ができているというお話、また各商店街の専門店が中心となってやっている『まちゼミ』についても知りました。
この伊勢にも大学を作り、『まちゼミ』も伊勢らしくアレンジし、大学とまちゼミを1つにして何かできないかということで、『伊勢やまだ大学』をスタートしたのです。
■『伊勢やまだ大学』の講座内容
『伊勢やまだ大学』では、外宮さんややまだのまちをよく知っている方をお招きして行われる特別講座と、各商店街の店主さんたちが専門知識を紹介してくれる『お店ゼミ』があります。
昨年11月に開校し、今年2月に『お店ゼミ』を開催しました。
4月から7月までが『伊勢やまだ大学』の前期で、その間に特別講座を行います。
8月には『お店ゼミ』を開催し、9月から翌年1月までが、後期の特別講座。
現在は県内をはじめ全国から500人以上の方が学生登録をしています。
特別講座やお店ゼミの他、サークル活動や文化祭、音楽祭などの大学行事もあります。
今年の2月1日から28日まで行われた『お店ゼミ』では、27店舗34の講座が開講されました。
私も一応『お店ゼミ』の講師をしました。
ウチは呉服屋なので『家紋のお話し会』という講座を開きました。
1講座3〜5人定員で、家紋にまつわるトリビア的なお話や、いわれをお話し、また参加者のみなさんに自分の家の家紋を調べてきてもらい、その家紋にまつわる歴史の話などをしました。
若い参加者の中にはやはり、家紋を知らなかった人もいまして、これを機会に調べてみる気になったそうです。
お墓まで行って調べてきた人もいましたよ。
個人的に気になった講座は『バッグのお手入れ方法』。
ご自宅にある革製品のバッグ、汚れたりカビが生えたりしたものもピカピカになり、やはりとても人気だったとお聞きしました。
みなさん専門店で培ってきた生きた言葉なので、本当に役に立つんです。
他にも、『三代目が語るメンズファッション』とか『簡単マフラー巻き講座』とか、ちょっと変わった講座がありましたよ。
グルメでは『これであなたもホームシェフ』という講座が人気でしたね。
プロが教える肉料理の選び方、焼き方、切り方、お肉に合うソースや盛り付けまで。
これはすぐに定員がいっぱいになったと聴いています。
■合唱団ができ、さらに劇団を立ち上げ!
『伊勢やまだ大学』は大学なので、サークル活動も可能です。
現時点であるのは『伊勢やまだ合唱団』。
秋に行われる外宮さんの奉納舞台での『奉納合唱』を目指して、たくさんの人たちが参加し、練習しています。
それから先日記者発表もしたのですが、『伊勢やまだ劇団』を立ち上げました。
吉本さんとのコラボで新喜劇を行い、そのためのオーディションも開催します。
伊勢のやまだの町をテーマに、作家さんに書いていただいて、吉本の芸人さんと一緒に舞台に立つのです。
こちらも今年の秋に旗揚げ公演する予定で頑張っているようですね。
老若男女、年齢を問わず募集をするらしいので、ぜひオーディションに来て欲しいです!
われこそはという方は、ぜひ応募してください!
サークル活動もそうですが、もともとフラダンスやお花の教室など、いろいろな活動をしている方がいます。
そういった方々と『伊勢やまだ大学』が一緒になって、サークルの輪を広げていってほしいなと思います。
僕たちが何を目指しているのかというと、やはり中心市街地の活性化。
各商店街の空き店舗が増えている中、商店街にお店を出したいとか、空きスペースを利用してサークル活動をするなど、ちょっとでも人の流れが来るようにしたいですね。
大学と言っても、ただまじめに勉強するでは面白くないので、イベントなどを織り交ぜながら、おもしろおかしく楽しくやっていければな、と思っています。
明日、6月28日は特別講座『浴衣で楽しむ高柳の夜店探究ツアー』が高柳商店街で行われます。
今年で99回目となる高柳の夜店。この夜店の秘密や裏ワザ、さらに楽しむ方法を教えてくれるそうですよ。
おもしろそうですね~。
基本情報はこちら