三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2015年7月5日放送

もっちもちの新食感『桑名もち小麦』!
その驚きの食感は、パン、パンケーキ、そしてうどんなどの麺類にも最適!
ミラノ万博の三重ウィークでも、『もち小麦パスタ』が話題となりました!
桑名が誇る、新しい特産品です!

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桑名市の寺町商店街のすぐ近くにある、『MuGiCafe(むぎかふぇ)』。
ふすまがあり、畳があり和風のお庭あり・・・古民家を改装した、ゆっくりのんびりできるカフェです。
実はこちらで、ちょっと変わった食感のパンケーキを楽しめるそうなんですが・・・。

 

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それがこちら。
今までにない、もっちもちの食感なんです!
このパンケーキに使われている小麦粉は、桑名で作られている『もち小麦』。
お米にも『もち米』があるように、小麦粉にも『もち小麦』があるとのこと。

 

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『桑名もち小麦』は、日本で開発された小麦で、でんぷん質に驚くほどの粘りと弾力があるのが特徴。
小麦しか使っていなくてもモチモチっとした食感が味わえます。
そんな日本人好みの食感でありながら、これまでになかった商品が、いま桑名で次々に誕生。
その『桑名もち小麦』を作り、桑名の特産品として広めていこうとがんばっているのが『桑名もち小麦プロジェクト』のみなさんです。

 

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上が今年5月に撮影した『桑名もち小麦』。
まだ青々としていますね。
そして下の画像が、収穫時期を迎えた6月中旬。
一面、小麦色になりました。

 

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この日は『桑名もち小麦』の収穫祭。
まずは小麦の収穫体験です。

 

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『桑名もち小麦プロジェクト』の保田与志彦さんに、『桑名もち小麦』への思いについてお聞きしました。

「以前、津で栽培されていたもち小麦の粉が残っていたので食べさせてもらったところ、その驚くべき食に、これをぜひ桑名で育てたいという思いが、フツフツと湧いてきたのです。
少しずつみなさんにこの小麦の特徴を知ってもらい、広がっていって欲しいです」

『桑名もち小麦プロジェクト』がはじまったのは、2008年。
食材の販売をする保田さん、生産者の伊藤宏幸さん、パンの製造販売をする佐藤さんの3人の出会いがきっかけでした。
翌2009年からもち小麦の試験栽培をスタート。
そして2014年には、桑名もち小麦のアンテナショップともいえる『MuGiCaFe』をオープンしました。

 

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『MuGiCaFe』以外でも、桑名もち小麦を使った商品が味わうことができるのは、桑名市・寺町通り商店街にある手作りパンの店『のりの』。
ここは『桑名もち小麦プロジェクト』メンバーの佐藤さんのお店。
桑名もち小麦を使った食パン、ロールパンが人気です。

 

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伊藤さんに、『桑名もち小麦プロジェクト』についてお聞きしました。

「最初は保田さんから面白い品種があるよと。
その時に一緒に、『のりの』さんを紹介してもらったんですね。
小麦の生産からパンまで、桑名でできるのなら面白いなと思い、参加しました。
この品種は東北の方で研究育種された品種なので、育てるのは難しいかと危惧しましたが、結構すんなりと桑名でも栽培する事ができました。
今、賛同者が増えてきて頼もしいし嬉しいし、作りがいがあります」

 

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麦の刈り取り体験のあとは、麦わらからつくったストローを使ってちょっと一服。
こんな楽しい体験もありました。

 

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収穫祭で刈り取り体験後は、『MuGicafe』に移動して『桑名もち小麦』試食パーティー。
パンケーキ、シフォンケーキやワッフル、パンなどが登場しました。
お餅のようにもちもちでしかもしっかり小麦の味がすると、参加者の反応も上々です。

 

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さらに提供されたのは、うどん!
稲庭うどんのような細さなのに、弾力があり、もっちりしています。

 

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「本当に柔らかくて、とても美味しいです。
もち小麦を知っている人は着実に増えているので、地域活性化になると思います」

「普通のパンよりもちもちしていて美味しかったです。
パンだけではなく団子とかにもできるので、高齢者の方でも食べやすいと思います」

先日、2015年7月に開催されたイタリアのミラノ万博に合わせて開催された、
三重の食や伝統工芸をPRする三重ウィークに『桑名もち小麦』も出店。
試食で出した『もち小麦パスタ』が予想以上の反響となりました。

 

もち小麦の特徴、おいしさを最大限引き出すように育てる。
その食感と香りを際だたせるようにつくる。
そして地元で愛され、全国で、世界で注目をあびるように売り込んでいく・・・。
桑名の新しい特産品、桑名もち小麦。
いま、世界へと羽ばたきます。