松阪市『ミズ・ネットワーク松阪の東村佳子さん』(カフェ)

FM三重『ウィークエンドカフェ』2015年8月8日放送

今回のお客様は、東村佳子さん。
松阪の駅前には7つの商店街があり、その商店街の女将さんたちが町を盛り上げようと結成したのが『ミズ・ネットワーク松阪』。
結成は平成11年。
東村さんはそのメンバーとして、松阪を訪れる人たちに、そして松阪に住む人たちにこの町の良さを伝えています。
おもてなしの心で様々なことにチャレンジしています。

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■松阪のステキなところをみんなに伝えたい・・・その気持ちが原動力

松阪と聞いて、他の地方の人が一番に連想されるのが松阪牛。
松阪の名だけが1人勝ち、松阪肉だけが一人勝ち・・・そういったことが多いんですね。
確かに松阪はお肉がおいしいけれど、街も素敵だし工芸品もあるし、お茶もおいしいし、古くからある和菓子屋さんもおいしいですよ・・・ということを知ってほしくて、街の案内などを積極的に行っています。

街のことを知ってほしい、元気になってほしいとの思いから始まった活動のきっかけは、本居宣長さんのお祭り。
そこで宣長さんについて少し詳しくなって、その後、街のことを知っていきました。
『ミズ・ネットワーク松阪』では、一回のお参りで126年ご利益があるという『四萬六阡日』という、ありがたい縁日のお手伝いをしています。

また、江戸時代にこの近くに住んでいた次松江維持さんというお侍さんが、なでしこの花を発見しました。
これが普通のなでしことは違い、花弁が長く垂れ下がっていたんです。
そのなでしこは松阪発祥ということで、『松阪撫子』と名付けられました
しかしこの花、松阪に住んでいる人でも知らない人が多かったため、『ミズ・ネットワーク松阪』のみんなで『松阪撫子 どんな花?』というお祭りを起こしました。
歴史や文化に絡めたお祭りに、私たちはずっと携わって来たので、それがやっと積み重ねって来たという感じです。

イベントをするごとに、自分の中での知識が蓄積されていく気がします。
組み立てる方に携わっているので、自分の引き出しが増えていると思いますね。
ありがたいです。
仕事をしつつ、地域のことをやっていますが、心を動かすのは何か1つの要素ではなく、化学反応というか興味ですね。
「面白い! なんだろう!」
という。
伝えたいという気持ち、知ってほしいという思い、喜んでほしいという心が、嬉しい気持ちにつながって、動いてしまう。
突き動かされるというか。
みなさんの笑顔とかを見ると、私が嬉しい気持ちになるので、それが原動力かもしれません。

 

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■『まさかのまつさか』の活動

御城番屋敷を中心に、『まさかのまつさか』グループで、松阪へ来た方をおもてなしするとともに、松阪に住んでいる人にも松阪の良い所を再発見できるような体験企画を、いろいろと行っています。
松阪は古い町なので、お城から広がる町並みなど、絵になるスポットがたくさん点在しています。
蒲生氏郷さんがこの街を開いてから、まだまだ目に見えて残っているところがたくさんあります。
御城番屋敷は特に『殿町』という、お城に近い場所にあるので、ここからスタートすると、街を体感いただけます。

私たちが調べている中でも、「まさか!?」というものはたくさんありました。
町並みもさることながら、この御城番は150年経っているんです。
中はもう改装されていますが、作りはそのまま。
しかも長屋で屋根が続いているのがそのまま残っていて、重要文化財に指定されつつも人が住み続けているんです。
以前はみなさん、人が住んでいるとは知らずに通りすぎていましたが、実は今も脈々と、人の暮らしが受け継がれているということが発見でした。
またお城には大きなイチョウがあり、葉っぱが落ちると10cmほどの熱さのじゅうたんのようになるので、それを楽しむ会もあります。
季節によって表情が変わるので、ぜひ松阪を歩いて回ってほしいなと思います。
それだけ魅力的な街ですから。
車社会だとついつい見過ごしてしまうことが多いですが、徒歩でしか入れない『猫道』など、どこに続くかわからない道もありますしね。

 

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■着物は非日常的 非日常が元気になれる

このたび私は、せっかく日本人に生まれたので、日本の文化はぜひ総なめに満喫したいと思っています。
次はどこの国に生まれるかわかりませんが、このたびは日本人だから(笑)

着物なども最近では特別なときにだけ見かけますが、私は松阪に生まれて『松阪もめん』と出会ったので、自称『松阪もめん大使』として、どこに行くにも、名刺代わりに着ていくようにしています。
けれど最初から自分で着られたわけではなく、呉服屋さんに嫁いだにもかかわらず、着せてもらっていました。
でも、着せてもらったら動けないし、ご飯も食べられないし、ちょこんと座っているだけ。
これは良くないということで、娘が5歳になった時に、週2回、名古屋の学校に通って、まず自分が着られるようになりました。
そして次は誰かに着させてあげられるようになって・・・というふうに、どんどん変わっていきました。

普段生活している中で、着物って日常からは遠いですよね。
だからこそ月に1回、季節に1回、ぜんぜん違う空間に自分を置いてみると新しい発見があります。
思ったより良かったとか、ちょっとしんどかったとか、効果は皆さんそれぞれなんですけど、体験してほしいなと思います。
非日常は、次への元気につながることが多々あるので、ぜひぜひ体験してください。
お手伝いします!

 

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■8月9日の『四萬六阡日』、16日の『道頓堀盆おどりインターナショナル』

松阪市中町にある岡寺山継松寺は春の『初午祭』が有名なんですが、夏にも素晴らしいお祭りがあります。
それが先程もお話した『四萬六阡日』。
一日のお参りで126年分のご利益があるという、大盤振る舞いなんですよ!
この暑い時期にお参りして、無病息災を願います。
ご住職がお勤めしてくださってお寺全体も盛り上がりますが、私たち『ミズ・ネットワーク松阪』も、縁日を開催いたします。
明かりの演出やコンサート、甘いものなどのお土産やほおずきなど、ほのぼのとした縁日を8月9日に開催いたします。
暑い時期ですが、夕方の6時から9時まで開催しています。
また、先程もお話したように、私どもでは『松阪撫子』のお祭りも行っているのですが、このお祭りは5月。
その時に『撫子姫』になってくださる方を募集していまして、この四萬六阡日のステージで、その選考会を行います。
浴衣姿で当日6時までに来ていただければ、エントリーできます。
浴衣の着こなしなど当日の様子、とその時の写真で後日選考し、『松阪撫子』祭りなど『ミズ・ネットワーク松阪』の主催するイベントを応援していただく方を決定します

それからもう一つチャレンジしていることがあります。
『まさかのまつさか』で松阪もめんを着て、道頓堀で行われる世界最大の盆踊り『道頓堀盆おどりインターナショナル』に参加します。
ギネスに挑戦するとのことで3000人で盆踊りをしようと。
8月16日と、お盆まっただ中ですが、興味のある方、参加してみたい方はぜひお問合せください!

 

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■もうすぐ、念願のお店が完成!

15年来、ずっと古民家を再生することに憧れていました。
このたびやっと着手することになり、現在大リノベーション中。
現在第2期工事中ということで、梁や柱を残しつつ、みなさんが集まっていただける場所を製作中です。
建物は私が嫁いできた呉服屋さんがベースとなり、和のコトをする空間に仕上げます。
和のギャラリーやカフェ、着物を着たり、風呂敷を結ぶこと、和紙を折ること、お習字・・・とにかく、日本のことを満喫できる体験館にしたいですね。
さらに、ゆくゆくはゲストハウスにもしたいと思っています。
我が家はうなぎの寝床のように奥に深いので、お庭や和室や蔵があります。
それぞれの特色を生かした部屋づくりをしていきたいなと思っていますので、完成した暁には、ぜひ一度訪ねてきてください。
最終的に出来上がるのは、来年、新春となります。
気長にお待ちください。