答志島は、鳥羽港の北東約2.5kmに位置する鳥羽市最大の離島。
そこに、鳥羽の離島の魅力を知ってもらおうと「島の旅」をプロデュースする島の母ちゃんたちがいる。
そう、島の旅社のみなさんだ。
テレビ番組や講演会でごいっしょしたみなさんを久しぶりに訪ねる旅に隊長は出かけた
鳥羽の離島の魅力を伝える「島の旅社」のみなさんを訪ね、答志島へと渡った隊長のワタクシとにわかカメラマンの中谷の父ちゃん。
いよいよ、海女小屋にて答志島の海産物をたっぷりといただくことに!!
海女小屋の中には、サザエやタイ、太刀魚など、鳥羽の海の恵みが山盛りになっていた。
「きょうはね、漁師さんから差し入れをもらったから、いつもより1品多いからね!! 超ラッキーよ」
しかも現役海女さんの濱口さんが、超巨大な岩牡蠣をどこからか持ってくる。
「これね、きょうの朝、私がもぐって捕った岩牡蠣! 大きいでしょ〜。
生でいく? それとも焼いちゃう??」
ワタクシと中谷の父ちゃんはもう完全コーフン状態で、
「うひゃああああ、えっとえっとえっと、1個生でもう1個焼く〜!!!」
焚き火の上ではすでにタイが3匹焼かれていた。
「大きのは淡路島から来てくれたご家族で食べていただいて、小さいのはこちら(私たち!)で1匹ずつどうぞ〜」
ホンマですか。
いきなりタイ1匹ですか!
小さい方と言われたけれど、十分大きい!
こんなのいきなり食べたら、もう他の食べられませんけど!
「まだまだたくさん出てくるからね、休んだらダメよ、休むと食べられなくなるから、一気に食べて!」
なんともまあ豪快な話である。
いきおいで食べないと食べられない量が出てくるというのだ。
これは飲まずにいられない。
中谷の父ちゃんに帰りの車の運転をお願いし、返事をきくまえに飲む(笑)。
最高!
答志島、最高!
「さあ、サザエを焼きますよ〜」
事前に軽く茹でて、苦味の部分を取りのぞいてあるという。
うまいのなんの。
こちらは先ほどの巨大岩牡蠣。
濱口さんがトンカチでがんがんやって殻を割ってくれた。
もう感想を書くまでもない。
ごはんは鳥羽の離島名物のたこ飯。
それにアオサの味噌汁。
大物を焼いている間にも、太刀魚の干物、アジの干物を焼いてくれる。
イナダ(ブリの小さいのね)の切り身を焼いてくれる。
これが漁師さんから差し入れしてもらったもの。
ブリとちがってアッサリした食感でおいしい。
ごはんが進む、ビールが進む(笑)。
続いて大アサリ!!
「いや、もうこれおかしいでしょ!!」
と笑いたくなるほど、次から次へと出てくる。
もう満腹を通り越して、腹がはちきれる寸前。
身体の中が完全魚介類。
このまま海に入ったらエラ呼吸ができるのではないかと思う(笑)。
しかもデザートまであるし。
それも海産物だし(笑)。
天然のテングサでつくった寒天。
かすかに海のかおりがしておいしい!!
きなこをかけて食べるのが答志島流だという。
これだけ食べて食べて、大人ひとり3,500円!
しかも9月中旬からは、なんと伊勢海老のバーベキューがはじまるのだ。
この情報はこちらをどうぞ!!
2015年秋限定ツアー!「早獲れ伊勢エビバーベキュ」/島の旅社
食べるのに夢中になっていたら、大切な仕事を忘れていた。
今回お邪魔したのは、動画の撮影のためであったのだ。
実はこの9月より、ゲンキ3ネットで、地域の人が動画で伝える1分間のPR動画「みえミニッツ」がスタートする。
本当は地域の人が撮影するのであるが、どのようにすればよいのか最初はなかなかわからないであろうということで、ワタクシが指導者兼ビデオカメラマンとしてやってきたのだ。
帰りの船の時間が迫る中、NGを出しつつも無事撮影終了!
この模様は、まもなくゲンキ3ネットで公開されるので楽しみにしていただきたい。
別れを惜しむ時間もなく、慌てて車に飛び乗り、少しでも出航時間が遅い和具漁港まで再び送ってもらう。
慌てて切符を買って船着場に出たら、もう乗船がはじまっていた。
定期船に乗り込み、デッキへ出る。
すでに船は離岸し、答志島から離れつつあった。
「ありがとうございましたあ!!!!」
手を振る山本さんと濱口さんに手を降った。
船の別れは物悲しい。
でもまた必ず訪れようと思うのだ。