津市『マリーナ河芸(NPO法人 海の達人)の大野木博久さん』(カフェ)

FM三重『ウィークエンドカフェ』2015年9月26日放送

今回のお客様、大野木博久さんは、『NPO法人海の達人』の理事長であり『マリーナ河芸』の専務さんでもあります。
マリンスポーツの普及、体験学習、マリンイベントの開催・・・一年中お忙しいようです。
9月12・13日には、今年で10回めとなる大きなイベント、『海のバリアフリーまつり』が行われました。

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■10回目を迎えた『海のバリアフリーまつり』

9月12・13日に開催された『海のバリアフリーまつり』は、例年のごとく、大盛況で、特に今年は天気もよく、多くの子供達の笑い声があふれていました。

平成18年に初めて『海のバリアフリーまつり』を開催しました。
もともとは1回で終わる予定でしたが、障がい者や施設の方から
「我々がマリンスポーツをする、ましてやヨットを操縦するなんて思ってもみなかった。できる限り、このイベントを続けて欲しい」
と言われたことから、スタッフと相談して、第2回、第3回・・・と、開催してきました。
そこで、『2007年海のバリアフリーまつり』と、頭に年度をつけてきましたが、第7回目の時に、これからも続ける覚悟として『第7回海のバリアフリーまつり』と、初めて回数を付けました。
今回も会場で「来年も続けますか?」と聞かれてしまったので、来年も開催することになりました。
期待されている間は頑張ろうかな、とスタッフ一同がんばります。

 

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■『海のバリアフリーまつり』の内容

最初は8月に実施しましたが、熱中症など具合が悪くなる人がいましたので、9月に変更しました。
また、雨天の際、ボートに乗れない、海に出られない時のための準備もしないといけないので大変です。

まつりのメインは、『バリフリげんき舞』。
障がい者と健常者の子どもたちが一緒になって『よさこい』とか地元のダンスグループの個性ある演技をする5組の披露してもらいます。
他にも、授産施設の製作物の販売なども行っています。
これらのおかげで、一気にお祭り的な雰囲気になりました。
毎年、要望と期待の大きな声を聞き、改善しながらここまでやってきました。

もちろん一番人気はボートやヨットに乗ること。
それ以外としては、アクセスディンギーという、倒れにくいヨットがあります。
子どもたちや障がい者のみなさんにと、自分で操船できる、しかも本当に風で走るということを感じてもらえます。
その次はカヤック。
一番簡単というか、前に進むのが比較的簡単なので、人気がありますね。

 

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■子どもたちを海に!山に!川に!

最近、親が子どもを海に連れて行かなくなっているそうです。
確かに海は怖いというイメージもありますが、果たしてそれで良いのか、一度は海というものを体感しておかないと・・・と、危惧する部分があります。
何故かと言うと、子どもたちもいつかは親になるし、もしかしたら指導する立場になるかもしれません。
その時に、海や川や山を知らずに大きくなっていたとしたら、それで大丈夫なのでしょうか。
やはり、海の中に入ることが大事なんです。
入って初めて、海ってこういう感じ?海水ってこんな感じ?波ってこんな感じで身体に当ってくるの?・・・と、経験してほしいですね。
逆らわなければ、力を入れなければ人間は浮くようにできているんです。
そういうのを、子どもたちに一度は体感してほしいな、と思っています。

 

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■マリーナ河芸の体験学習

『マリーナ河芸』では体験学習を行っていて、年間約40組、およそ3000人の小中学生を中心に受け入れています。
いろいろ体験してもらい、海の怖い部分と、遊びとしてのフィールド、両方感じて欲しいと思っています。

2007年、『海洋基本法』が制定されて、海洋行事の普及が打ち出されました。
その時、海についての理解と関心を深めるような行事を提案してほしいとの話があり、『大きな笑い声』をテーマに、海の運動会を提案したところ採用され、2008年から1年間、カヤックを使ったパン食い競走や玉入れや綱引き、手作りのいかだ競走などを開催しました。
今は体験学習のメニューとして小中学生から高校生、社会人の研修にまで取り入れられていて、とても人気となっています。

競技は基本、2人1組のカヤックで行います。
綱引きにしてもパン食い競走にしても、最初はバラバラで、まっすぐに進まないんです。
それがある程度時間がたってくると、後ろがすべて、前に合わせるようになり、まっすぐ進むようになるんです。
人に合わせる・・・協調性が生まれるというのか、いきなりまっすぐ早く進むようになるんです。
いかだ競走も同じで、最初はバラバラだったのがまっすぐになり、思い通りに進むようになるんです。
それを見ると、ちょっとうれしいですね。
特にパン食い競走は本人だけでなく、ギャラリーみんなが口を開けてパンを食いちぎろうとするんです。
ギャラリーのほうが熱くなってしまうんですね。
面白いです。

さらに『マリーナ河芸』では、海での遊びはもちろん、カルチャースクールもあります。
クラブハウスのレストランもあるので、ぜひ気軽に遊びに来て欲しいですね。