第5回「サルシカ隊長レポート」2011年7月

ラジオの収録のため、夢古道おわせを訪ねた隊長。
収録後、夢古道おわせの伊東店長に案内されて夜の尾鷲へ。
刺身、海老のフライ、魚の揚げ物、煮物に干物・・・尾鷲の底力を知ったのであった!!

その日の尾鷲は厚い雨雲に覆われていた。
やってきたのは、夢古道おわせ。
熊野古道センターに隣接する施設で、尾鷲の海を見下ろせる小高い丘のうえにある。


こちらの自慢は、なんといっても尾鷲海洋深層水を使った温浴施設である。
露天風呂からは、世界遺産熊野古道馬越峠が通る「てんぐらさん」が一望できる。
歴史と自然を満喫できるお風呂である。

ほんでもってもうひとつ人気なのが、お母ちゃんのランチバイキング。
こちらのポイントは、3つのお母ちゃんグループが交代で担当しているため、3回通ってはじめてすべてのバイキングメニューが楽しめるところ。

更に、
「おわせの人だけ、こんな美味しい魚食べてました、すみません」フェアを開催!
尾鷲の港に水揚げされる地元の海の幸がドドンと出されるのだ。
現在そのフェアも第9弾!
もうこれでもか!というぐらいにあの手この手のキャンペーンを繰り出しているのである。

もちろん尾鷲の特産品が並ぶおみやげコーナーや、オリジナルスイーツを楽しめる食事処もある。
今や尾鷲に来た人が・・・いや、紀伊半島に足を踏み入れた人が吸い寄せられるように立ち寄る人気スポットなのである。

で、なぜワタクシがここ夢古道おわせにやってきたか。
それは・・・・!!

夢古道おわせの店長である伊東将志(上の写真/右)・・・この憎き男を成敗するためである!(笑)

こやつと知り合ったのは1年ほど前であろうか。

最初は素敵で聡明な青年だと思っていたのだ。

しかし違った。
こやつは、夜な夜な尾鷲の町を徘徊し、尾鷲の魚と酒を楽しみ尽くし、しかもその様子をTwitterやFacebookで、

「これは尾鷲であがったオニエビです。うまいですよ~、酒に合いますよ~」
「食べたかったら尾鷲にどうぞ~、うひひひ」

などとつぶやきまくり、
三重県津市の山の中でパソコンに向かっているワタクシを「うおおおおおお!ワタクシも食べたい飲みたいぃ!!」と吠えさせ、地団駄を踏ませまくったのである。

その憎き伊東将志を成敗するときがついにきた。

「ゲンキ3ネット」で連動させていただいているレディオキューブのラジオ番組「ウィークエンドカフェ」にワタクシが出演させていただくことになったのだ。

伊東将志はそのラジオ番組のパーソナリティのひとりである。
しかしながら、彼は三重南部の担当であった。
そしてワタクシが暮らしているは三重中部の津市なのである。
つまり管轄エリア外である。

が、そんなことは関係ないのだ。
日頃の恨みをはらすチャンスはこの時をおいてないのだ!

「収録はぜひにも尾鷲で!!なにがなんでも伊東将志と!!」

と、メインパーソナリティの鈴木さん(上の写真/真ん中)に頼みこみ、待ちわびたこの日がやってきたのだ!

そう、ワタクシは伊東店長と尾鷲の夜を楽しむために、津から2時間半もかけて尾鷲にまでやってきたのだ!
自腹でホテルもとり、もう飲む気まんまんでマイクにむかったのだ(笑)。

夢古道おわせの片隅でしゃべるワタクシ。
前のゲストの収録が押して(遅れて)、すでに夕刻となり、ワタクシは気もそぞろ。

お昼ごはんを食べていなかった鈴木さんが収録前にスコーンを食べはじめたのであるが、尾鷲の夜と魚と酒で頭がいっぱいのワタクシは、

「はよ食えスコーン!はよ食えスコーン!スコーンスコーンはよ食えスコーン!」

と、呪文のように唱え、
鈴木さんがノドをうぐうぐさせつつ、収録をスタートさせると、ワタクシは質問されるよりも早くどんどんしゃべるのであった(すいません)。

そのワタクシの様子に呆れ返る鈴木さんと、苦笑いの伊東店長。

というわけで、すさまじいいきおいで収録を終えたのであった。
そして・・・。

いよいよ夜の尾鷲の町へ!!
実はワタクシは尾鷲で何度も飲んだことがある。
サルシカやブログでも紹介しているが、尾鷲には非常に飲食店が多い。
しかもどこも遅くまでやっている。
そして魚がうまく、安いのだ。
もう飲んべえ、食いしん坊天国なのだ。

が、伊東店長は「奥田さんのレベルではまだまだですよ、尾鷲の真髄をお見せしましょう!」などと言うのだ。

先ほどまで成敗すべき憎き男であったが、今やお慕い申し上げる好青年様なのである。
どこまででもついていくのである(笑)。

まず1件目。
伊東さんが普段使いする地魚の店。
伊東さんが事前に予約しておいてくれた奥の座敷で生ビールで乾杯!
ああああ、ワタクシはこの時をどれだけ待ったことか!

で、でた~~!!
沖キスの揚げ物。

粗びきマスタードをちょんとつけていただきます。
この味、歯ごたえをどう表現すればよいのか。
ただただビールが進む!!

伊東「どーですか、尾鷲の魚は?」
隊長「うまい」
伊東「どーですか、尾鷲は?」
隊長「ステキ」
伊東「で、どーですか、ボクは?」
隊長「好き」

成敗にきたつもりが、もはやワタクシの完敗なのだ。
恐るべし尾鷲である。

しかも尾鷲の夜はそうそう簡単に終わらない。
次々に店をハシゴしていくのが尾鷲の飲み方である。

続いては、伊東店長が若い頃から通っているという炉端焼き屋さんへ。
この日の食材がドドーンとテーブルのまえに広がっているのだ。
あああ、幸せぇ!

しかも、もう1軒行って、午前2時に解散。
お腹ぽんぽこりんでベロンベロンでホテルに帰ったのでありました。

尾鷲、どうです?
お店の詳細は、夢古道おわせで伊東店長に聞いてください(笑)。
ディープな尾鷲が満喫できますよ!!

夢古道おわせへのリンクは、基本情報をクリック!!