秋の大台町はステキなイベントがたくさんあるんですよ！
今回その1つを紹介してくれるのは、ゲンキ特派員のかおりんさん。
かおりんさんは、『大杉谷自然学校』の校長を勤めています。

「『大杉谷自然学校』は、古い小学校を活用した自然体験施設です。
夏は川遊び、また、山での体験や地域に伝わっている伝統文化などを体験していただけます。
夏だけでなく一年中、自然体験をすることができるんですよ」

こちらは森の中にある、ニホンミツバチの巣箱。
たくさんのミツバチが出入りしていますね！
ニホンミツバチは日本にもともと生息していた在来種で、めったに人を刺すことがない、穏やかな性格です。

「今回はニホンミツバチの巣を使って『蜜蝋ワックス』づくりをしましょう！」
とかおりんさん。

『蜜蝋ワックス』づくり体験の指導をしてくれるのは、同じく『大杉谷自然学校』のみえどんさん。

「巣箱の中には、このような巣があります。
はちみつはすでに収穫済みで、黄色い部分が『蜜蝋』という、ロウになります。
ロウは熱で溶けるので、その原理を使って、この中からロウだけを取り出します」

蜜蝋の黄色い色は、花粉の色なんですよ。

ハチの巣を砕いたものを熱湯に入れると、ロウが溶け出してきます。
そして冷めると、ロウの部分が固まるのです。

一匹のミツバチが一生で作る蜜蝋は、わずか小さじ1/10ほど！
セイヨウミツバチよりも飼育が難しいこともあり、希少価値が高いのだそうです。

油と混ぜて完成！

こちらが蜜蝋ワックスを塗る前と、塗った後。

蜜蝋は環境に優しく、身体に安全な天然素材のため、ワックスやロウソクの他に化粧品などにも使用されています。
自然の知恵が、こうして生活に生きているんですね。

この秋は大杉谷自然学校で、大台町を満喫してみてはいかがでしょうか！

●蜜蝋ワックスづくり体験（巣の見学から行います）
開催日時　平成27年10月25日（日）　10:30〜14:30
定員　20名（定員に達し次第締め切り）
参加費　4000円（小学生2000円　小学生未満100円）
　　　　※小学生未満は作ったワックスとキャンドルは付きません