三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2011年7月17日放送

三重県が誇る特産品の数々を、生産者の代わりに県内や全国にアピール!
こんなにも素晴らしい商品が三重県にはたくさんあるんだ!と、気づかせてくれます!

三重県には伊勢海老や松阪牛などの『目立つ』特産品のほかにも、品質の高い特産品が数多くあります。
しかし、生産者自身が商品をアピールする方法がわからない・・・などの理由から、優れているのに陽の当たらない特産品も多々あるのです。

そんな、三重県の隠れた特産品の認知度を上げる取り組みを行っているのが・・・。

『みえご縁市場』のみなさん。
活動の拠点は、津市大門のセンターパレスで、現在のスタッフは5名。
キラリと光る特産品を求めて、三重県中を走りまわっています。
そして、次はその販路を広げるために日本中を飛びまわる・・・まさに企画力と行動力で勝負しているんですね!

『みえご縁市場』では、県内のさまざまな特産品をそろえています。

■昔ながらの天日干しをしたお茶『日干茶葉』

■鰹の生節のオリーブオイル漬け

■牡蠣味噌

■伊勢木綿を使った商品

・・・などなど、その数300品以上。
それらの商品の販売支援や営業活動に関わっています。

他にも、県内のスーパーやホテルで特設売場を設置してもらうなど、商品の認知度アップにつとめています。
ポップやポスターも、『ご縁市場』のみなさんの手作り。
売り込みの熱意とパワーが違います。

県内の逸品を探し出し、販路に乗せた成功例の一つが、『川原田農園』の『いちじくコンポート』。
ここのいちじくは化学農薬を一切使用しないで栽培しています。
コンポートはそのまま食べても、またケーキなどの材料に使っても美味しくいただける人気商品。
もっと販路を広げたいと、4年前『ご縁市場』に相談したところ、代表の高垣さんが都市部へ売り込みを。

するとなんと東京・銀座のレストランでメニューとして採用!
これをきっかけに、大ブレイクしたそうです!

さらに今、『ご縁市場』が取り組んでいるのは、津市一志町の『西広バラ園』。
ご夫婦二人で、バラを育てて19年だそうです。
西広さんが育てるバラは、手入れをすれば、冬場は1ヶ月近く花が持つほど生命力が強いのが特長。
バラの育て方としては珍しく、栽培は昔ながらの土で。
しかも化学肥料を使わず、与える水は電子水。
こだわりが違います。

少しでもここのバラを知ってもらおうとご主人が『バラ風呂セット』を考案。
しかし思ったほど売り上げが伸びず、『ご縁市場』に相談したのです。

すると『ご縁市場』は、介護サービス施設に赴き、『バラ風呂』を提案!
介護を受ける人にとって、お風呂は何より楽しみな時間。
より気持よくリラックスしていただこう・・・。
生産者が思いつきもしない売り込み先です。

「足と頭を使え!」が、高垣さんの口グセ。
生産者と販路をつなぐ『ご縁市場』のスタッフにとって、大切なのは行動力とアイデア。

どこで売るのか。
どうやって売っていくのか。
あらゆる可能性を探り、販売戦略を練ります。

自分の力だけでなくてチーム全体で。
少しでも、県内の産品が大消費地圏中心に販路を広げられるよう『みえご縁市場』は、日々、力を尽くしています!