農業・林業・水産業を体験してもらって魅力アップ!『紀北町一次産業就業体験プログラム 農業編』(ゲンキみえ)

三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2015年10月18日放送

紀北町の畑で、農業体験!
地域に人を呼び込もう、地域をゲンキにしようという取り組みをご紹介します!

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紀北町の基幹産業である農業、林業、水産業は担い手の高齢化、後継者不足が大きな問題になっています。
そこで、紀北町の魅力・産業を関心ある県内外の人に知ってもらおうと就業体験プログラムを無料で実施。
今回は、3つ開催されるうちのひとつ、農業の就業体験プログラムの様子をご紹介します!

 

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「自分の作った野菜を使って、料理をして、それを出すレストランとかを作ってみたいなと思っています」

「自分で作った野菜をみんなに食べてもらえる仕事をしたいと思い、この体験に参加しました」

「もともと一次産業全般興味があり、今回は農業に参加させてもらいました。こうして直に手で触って、自分で作ってくというのはなかなかできないので、魅力な体験ですね」

と、参加者のみなさん。
大阪から参加した高校生もいます。

 

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紀北町役場農林水産課の上村毅さんに、就業体験プログラムを企画した理由をお聞きしました。

「もともと紀北町は、一次産業が基幹産業で中心的な産業でした。
しかし過疎指定を受けるほど高齢化が進んでいる町なので、一次産業でも特に、新しい就業者やこれからを担ってくれる人が必要です。
そこで体験プログラムを通して、新しい人が少しでも紀北町に目を向けてもらえうため、この体験を企画しました」

農業の就業体験プログラムは、3泊4日の日程で開催。
初日は紀北町の農業の現状と特徴、そして、新たな取り組みを座学で学習します。
2日目以降は、地元の若手農家の元で、露地栽培・ハウス栽培の作業体験。
夜は、紀北町古里温泉の民宿に宿泊します。

 

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農業体験プログラムの2日目は、実際、畑で作業を行います。
銚子川のほとりにある『紀伊ファーム』はその名の通り、地域に根ざした農業を実践している農園。
そのこだわりは土壌。
それぞれの野菜に合った土づくりを大切にしています。
代表の石倉至さんは、アメリカで農業を学んだ後、ふるさと紀北町に帰り、農地を借りて、農家として独立しました。

 

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いよいよ農作業体験スタート。
まずはサツマイモのツル剥ぎ作業です。
ツルの根本を切って、ツルを撤去してもらいます

 

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この日のメイン作業は、サツマイモの収穫。
手掘りのため、掘り方にも注意が。
畝から離れたところに埋まっている可能性があるため、遠目から掘っていくのだそうです。

 

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手掘りで作業を行う理由を、石倉さんにお聞きしました。

「板状のものを土の中に差し込み、イモを掘り上げる簡易の機械もありますが、どうしてもサツマイモに傷が付うんです。
傷がつくと商品価値が落ちますし、傷や打ち身の部分は傷みやすく、保存性が悪くなるんです。
綺麗で貯蔵性を高めるためには、やはり手掘りのほうが良いのです」

 

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「やはり、自然の恵みを直に手でとれるというのが、素晴らしいですね」

「石倉さんの農業に対する考え方を昨日の講義で聞きました。
サツマイモ1つ、50円や100円だけど、その一個一個を大切にするというのがすごいと思いました」

と、参加者のみなさん。

 

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お昼ごはんはダッチオーブンを使っての焼きイモ!
味付けも何もせず、鍋にさつまいもを放り込んだだけの、豪快な焼きイモです。
その畑で育ったものを、その場で食べて、そのおいしさを知る。
これは、石倉さんの考えから組み込まれた体験メニューのひとつであり、おもてなしです。

 

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昼食を食べた後は、午前中に収穫したサツマイモを、出荷に向けて洗います。
ひとつずつ手洗いで土を落としていきます。
キツイ・ダサい・儲からない。そんなイメージがつきまとう一次産業。
でも、実際に体験してみれば、思ってもみなかった魅力、おもしろさ、そして、意外な一面があります。

 

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「普段あまり考えていませんでしたが、スーパーで並んでいる大根とかも、こうして誰かが洗って綺麗にしているんですよね」

「実際にイモを掘ってみると、ブロックごとにイモの大きさがぜんぜん違ったりするんですよね。
その不思議さを、メンバーと一緒に肌で感じました」

「もっと簡単に収穫できるのかなと思ってましたが、今回学んだことで、シカやイノシシなどの害獣対策や土づくり、いろいろなものを加味して作業をしないと、しっかりとした作物に成長しないことがわかりました」

情熱、こだわり、そして、未来へ向けての取り組み。
参加者のみなさんにも、しっかり伝わったようです。

「紀北町はイベントや祭りがあり、県内でも1位・2位を争うぐらい元気な町だと思います。
それでもやはり、一次産業の担い手が少ないのが現状です。
しかし、Uターン・Iターンで、比較的若い一次産業の従事者が帰って来てくれているので、彼らと一緒にいろいろな取り組みをし、紀北町でずっと一次産業が成り立つようにしていきたいです」

と、紀北町役場の上村さん。

 

次回は、紀北町・一次産業就業体験プログラムの『林業体験』の様子を紹介します。

 

※紀北町・一次産業就業体験プログラムでは、来年2月12日からの3日間、水産業の体験プログラムを実施します。
現在、体験参加者を募集中。参加費は無料。
詳しくは、紀北町役場 農林水産課(http://adblitz.jp/kihokucho/suisan.htm)へ。