大王崎を訪れた人なら、誰もが通っているはずのお店。
しかし実際に入店したという人に出会ったことがなく、潜入取材を試みた!
その実態は、知る人ぞ知る人気店でした!
以前から気になっていたお店を探索しに、大王崎へ。
灯台への遊歩道を歩いて行くと、ちょっと怪しげな雰囲気に。
しかしがんばって先に進むと・・・。
突然お店が出現します。
大王崎お座敷食堂『東洋一』です!
おそらく50年近く前から営業しているとのこと。
手前はお土産物屋さん、奥が飲食スペースとなっています。
この『大わらじ』でピンと来る人もいるかもしれませんね。
店内は広めの座敷がメイン。
外のテーブルでもいただくことができます。
ご店主の林さんご夫妻。
奥さんが嫁いできた30数年前にはすでに『東洋一』はオープンしていたそうです。
「伊勢湾台風の時は4歳で、近所の人がみんなうちに避難してきたのを覚えてるよ。そりゃもうすごかったよ!
朝起きたら、瓦が全部、ガーッと前に落ちていてね」
と、林さん。
おじゃますると、色々なお話を聞くことができますよ!
おっと、肝心のメニュー。
さざえ丼や鰹丼など、地の物がしっかり。
さらに生け簀には伊勢海老が!
『伊勢えび造り』『伊勢えび塩焼き』『伊勢えびフライ』『伊勢えびうどん』・・・どれも2500円〜3000円と、かなりお値打ちな感じなんですよ。
そして林さんから是非にとオススメされたのが、『伊勢海老のフライ』2500円!
うひょー!
大きいです!
しかもこれ、脱皮したての『ソフトシェル伊勢海老』なんです!
だから殻ごと食べられるんです!
殻が柔らかい部分とカリカリの部分がありますが、どちらもおいしい!
身もムッチリしていて甘く、食べごたえがあります。
これで2500円は、破格すぎますよ!
さらにこの趣きのある店先で、お母さんが蒸しウニや焼サザエを作ってくれるがうれしいです。
料理がオススメなのはもちろん、ここでは『東洋一』そのものを楽しんでほしいです。
ちなみに店名の『東洋一』は、先代がお店を出す際、「日本一じゃ小さいし、世界一は大きすぎる」という理由から名づけられたそうです。
奥ゆかしいのか豪胆なのかわかりませんね。
住所 三重県志摩市大王町波切灯台前
TEL 0599-72-0531
営業時間 8:00〜16:00
定休日 年中無休(臨時休業あり)