企画展「 御浜窯の魅力」

■開催日時

平成27年12月5日(土)~平成28年2月14日(日)
午前9時~午後5時 
※12月31日、1月1日休館

■開催場所

企画展示室

■内容

三重県南紀開発計画の一環として、御浜町神木地区に良質の陶長石が豊富に埋蔵されていることがわかり、これを開発し、神木地区において初めて原料から製品にいたるまでの一貫作業を営む紀勢窯業株式会社が昭和34年に創立され、御浜窯の本格的な生産が始まりました。御浜窯の特徴は、地元で産出されるガラス質の陶長石を原料に、つなぎに粘土質を加えて作られ、高温で焼き上げる事により、手触り、質感、器のはじくその音が、日本の伝統的な陶器とは異なり、御浜窯独自の風合いを生み出しています。また、南紀熊野「七里御浜」に見られる豊かな郷土色をもち、南国的なあたたかみのある色調と太平洋の黒潮の重厚さを兼ね備えています。本展では、かつて、御浜町神木で作られていた御浜窯の歴史と、作品を通して御浜窯の魅力などをご紹介します。地元の人々や観光客に親しまれ、愛されてきた御浜窯の魅力をお楽しみください。