2016年1月

地元産の旬の地魚を使った
丁寧な仕事ぶりを感じる寿司が魅力

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志摩市阿児町鵜方にある老舗寿司店『さとなか寿し』へ行ってきました。
昭和48年に、現在のご主人である里中英勝さんと奥様が開いた寿司屋さんです。
店内は店主ご夫婦の人柄が表れたような家庭的で居心地の良い雰囲気。
寿司屋初心者の人も安心して訪れられますよ。

 

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さて、こちらでいただいたのが『特上(赤だし付き)』2500円です。
この日のネタは、トロ、赤いか、マグロ、イサキ、サーモン、海老、数の子、かに、穴子、ウニの10かん。
中でも、赤いか、イサキ、穴子はこの辺りで捕れた地物なので特におすすめなんだそう。
昔気質のご主人が握る丁寧な仕事ぶりが分かる握り寿司でした。

 

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さらにこの日は『手こね寿司』800円も注文してみました。
志摩の郷土料理である手こね寿司はもともと家庭料理だったこともあり、このお店でお客に出すようになったのは実はここ数年のこと。
「本場の手こね寿司を食べたい!」という要望が多く、それに応えたんだそうです。
基本はカツオですが、季節に応じてアジやイサキなどの魚を使うこともあるそうです。
甘さ控えめの寿司飯に、醤油、味醂、昆布などで作った自家製のタレにくぐらせた魚の切り身がどっさりと盛りつけられます。
見た目以上にボリュームがあるので、これだけでお腹いっぱいに。

 

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魚は阿児町安乗の仲買人や志摩町和具の魚屋など、長年懇意にしている信頼できる人から仕入れています。
今の季節だと、『活カワハギの造り』1500円や『ホラ貝の造り』1300円~がおすすめ。
また冬場になると『あのりふぐコース』8000円~をお目当てに訪れるお客が多いそうですよ。
寿司だけでなく、様々な志摩の海の幸が楽しめますね。

 

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ご主人と奥様の気さくな接客もお店の人気の秘訣です。
地元のこと、魚のこと、寿司のことなど、いろいろな話題で話はつきません。
親戚の家にお邪魔したような気楽さが良いですね。

美味しいお寿司と志摩のお話にほっこりしたひとときを過ごしたのでした。
寿司屋には行ったことがない、という人にこそ訪れてもらいたいお店です。

 

さとなか寿し
住所 三重県志摩市阿児町鵜方1204-11
TEL 0599-43-2407
営業時間 17:00~0:00
定休日 日曜日(月曜日が祝日の場合は月曜日に振り替え)