2016年1月

魚の目利きの板前さんと料理上手の女将の抜群のチームワーク。地元の食通も通う志摩の新鮮なお魚を堪能できるお店です。

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三重県市役所の北側の国道沿いにお店があります。鵜方駅からも歩いて6分ほどです。

 

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店内です。明るく華やいだ雰囲気です。カウンターが6席、小上がりにはお大きめの座卓が三台あります。

 

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カウンターの上には大皿料理並びます。ポテトサラダはいつもある人気メニュー。

 

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さてさて、まずは一献。獺祭をいただきます。この時点では開店直後の5時すぎです。

 

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今日の臨時ナビゲーターは偶然隣に座った常連のYさん。志摩のいろんな飲み屋さんに出没するという気さくな呑ん兵衛さんです。Yさんによれば、板さんはいつも6時過ぎに来るからお造りの注文はそれまで待つようにと。

 

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ポテトサラダ。さすが人気メニューです。上品なおふくろの味と言ったところでしょうか。

 

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アジ南蛮。甘酢の加減がよく、お酒が進みます。

 

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板さん登場〜!なんと板さんは昼間は鮮魚店、夜はこのお店をかけもちする働き者。当然魚の目利きです。

 

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さっそくお造りを。
板さんにおまかせで。
手前から右まわりで、イカ、大トロ、アラハダ、カンパチ、ホウボウ、まぐろ。どれも新鮮だけではない何かがあります。例えば、捕れたてのカンパチは、身はコリコリしていますが、うまみはそれほどでもないです。時間とともにコリコリ度は下がりますが、タンパク質がアミノ酸に変化し、うまみ度が増していきます。美味しい魚を食べ慣れて舌の越えた志摩のお客さんにはこのあたりの加減を見極める必要があるようです。

 

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シメは、鯖の押し寿し。見てください、この美しいお姿を!香ばしく焼けた皮、軽く炙った身、鯖とは思えないうす桃色、これはいかんです。志摩の人たちはこんな鯖の押し寿しを食べているのですか!それも市役所の真ん前のお店で。

ごめんなさい、あまりの美味しさに興奮して取り乱しました。

 

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このお店を切り盛りするのは、笑顔が素敵なおかあさん。海栄を開いて12年、今の場所に移転して3年です。愛知県の篠島で生まれて、なぜか三重でこのお店を。愛知の漁師さんと三重の漁師さんは同じ伊勢湾を漁場にしているのでいろいろと交流があります。ひょっとしておかあさんは、口のうまい三重の漁師さんの漁船にのせられて…。

さて妄想はこれくらいにしてお勘定を。お酒三合と合わせて6,300円でした。お料理は二人でいただくとちょうどよい量だったと思います。ごちそうさまでした。

 

味処 海栄(かいえい)
住所 三重県志摩市阿児町鵜方3104−1
TEL 0599-43-3200
営業時間 17:00-23:00 ラストオーダー22:00
定休日 火曜日