抜群のロケーションにあるこじんまりしたホテル。志摩の美味しいお魚料理のランチも気軽に楽しめます。
近鉄志摩線の賢島駅から海に向かって歩くと60mほどで観光船乗り場があります。その角を左に曲がって、湾を右手に見ながら50mほど行くと、4階建ての小さなホテル、はな屋さんがあります。
中に入るとフロントがありますが、食事だけのときは右手の階段から二階の食堂に直接上がっていきます。
食堂は、明るく広々としてて、落ち着いてゆっくりお食事ができる雰囲気です。窓からは船着場と英虞湾が見えています。お席は、テーブル席が二つ、大きな座卓がある座敷が4部屋あります。障子で仕切ることもできるので、子供のいる家族連れでも大丈夫ですね。
お食事のメインメニュです。伊勢海老お造り膳、鮑お造り膳が並ぶメニュは志摩ならではですね。
日替わりランチと定食の手書きメニュ。その日の魚の仕入により書き換わる微笑ましいメニュです。あとで登場する娘さんが毎日書いています。お父さんはもうすこしなんとかならんものかと意見していましたが、娘さんは「お客さんからは好評なの」とピシャリ。接客は娘さんにまかせ、お父さんは和具へ仕入に出かけましたとさ。
今回注文したのは、「地ダコ造り定食」1,500円。ご飯、味噌汁、野菜煮物、ひじきの煮物、お漬物が付きます。
お造りのアップ。ツヤツヤ、プリプリのタコです。吸盤、脚の付け根に近いところ、脚のやや先端、頭部の四つの部位が並びます。タコ好きの私にはたまりません。それぞれの部分をじっくり味あわせていただきました。地ダコのよさは、咬んでいると甘みとうまみがじわじわと出くるところですね。タコを存分に楽しんだら、柔らかいわかめの入ったお味噌汁とご飯。なすの煮物がご飯に合って美味しかったです。
接客係の娘さんです!コメントの必要はありませんね。このホテルは、ご家族で運営されています。お父さん、お母さん、そして写真の娘さんです。娘さんは、接客を担当されています。
ホテルの客室です。和室に洋室のベッドルームがあり、各部屋にベッドが4台あります。家族で快適に宿泊できる間取りとなっています。
「朝とれ!地魚海鮮プラン」の料理例の写真です。お料理は、前菜、和牛、新鮮なとれたて地魚のお造り盛り合わせ、地魚の煮付けまたは塩焼き、焼き貝など、季節に応じた伊勢志摩の海の幸がたっぷりです。宿泊特典として伊勢海老、あわびを各4,000円で追加注文ができます。宿泊料金は、2名様以上で、一泊二食付きで平日10,000円(税別)からです。
娘さんのお話では、リピーターのお客様が多いとか。また昼食に訪れたお客様がご家族で宿泊に来られることも。恵まれた志摩の海の幸を家族経営の小さなホテルで楽しめるという贅沢で特別な場所、納得できますね。