波切漁港へ続く坂道を下って行くと左手に『田中料理店』はあります。表には控えめな看板が一つしかありませんので車ではゆっくり行かないと通り過ぎてしまうかも。駐車場はお店の左手に10mほど離れた場所にあります。

お店は広々と余裕のある造り。落ち着いた和の雰囲気です。正面にカウンター席が8席。左側に衝立で仕切られてテーブル席が三つあります。

カウンターの上には、大皿料理がずらりと。その数、な、な、なんと18皿。11:30の開店と同時にお邪魔しましたがもう準備万端。何時から準備してるのでしょうか。そしていったい何人のお客様が来る店なのでしょうか。

大皿料理は、好きな物を注文でき、ご飯とお味噌汁をたのんでスペシャルランチを楽しむことができます。もちろんお酒の肴にもできます。

ボードメニュー。大皿料理の煮付け、揚げ物はこちらに書かれているようです。お造りも9種類。波切漁港からの新鮮な魚が並びます。

定番のメニュです。セットメニューは松花堂弁当、お造りセット、天ぷらセットが選べます。日替わりのランチもあります。う〜ん、大皿を眺めたりメニュを見たりすることしばし、女将さんからセットのご飯をカツオ茶漬けにプラス500円で変更できますよと。決まりです。

じゃ〜ん！「造りセット」+「カツオ茶漬け」1,900円です。ちょっと贅沢しちゃいました。

お造りのアップ。アジ、シマス、ワラサ、タイ。どれもピチピチ新鮮だけなのではなく、美味しくなるように寝かす時間をかけた様子が伺えました。

カツオ茶漬け。この町のご当地料理です。まずはお醤油におろし生姜を溶いてをカツオの切り身にかけて、ご飯と共にいただきます。一口、うまい！もう一口、うまいねえ！だが、ちょっと待て！普通のどんぶりならもう理性を捨ててワシワシと食べ進んじゃうところだけれども、これはお茶漬けなのだ。全部食べちゃったらお茶漬けではなく、食後のお茶になっていまうじゃあないか。

半分ほど食べ進んだら、お店の人にお茶をお願いします。忙しいお店ですので自分から声をかけます。

お茶漬けです。もう能書きはいりません。お好みで生姜醤油をかけてサラサラといっちゃってください。

食後の感想ですが、カツオ茶漬けと合わせるなら天婦羅セットのほうがよかったかも。お造りが美味しくないということではなく、あくまで組み合わせとしてはよかったかなと。

次回は夜の時間にお酒を呑みながらいろいろいただいてみたいなあ。もちろんシメは『カツオ茶漬け』で！ごちそうさまでした。