定期船乗り場の前にひっそりと佇む食堂は、実は超穴場!
少数精鋭絶品あなご料理をいただけます!

「地元の人しか知らない、超美味しいお店があるよ」
と、教えてもらい、来たのは和具港の定期船乗り場。
どこに店などあるのだ・・・と、さまようこと数分。
ようやくお目当ての『みきや食堂』発見。
『うどん』とのれんが揚がっていますが、店名がどこにも見当たらないので、わかりませんでした。
しかも正直、やる気があるように思えません。
お客さんもこの数年来ていないのでは・・・などと不埒なことを考えつつも、勇気を出して入店。
店内はこんな感じ。
思いがけず明るい雰囲気に、ホッとします。
メニュ。
潔いですね。
ちなみに営業時間は9時頃〜18時(L.O)。
お正月も含めて年中無休。
というのは、このお店、定期船乗り場の切符売り場も兼ねているから。
それじゃ、開けざるを得ませんよね。
まずは『あなご丼(みそ汁付き)』850円。
蒲焼き・・・ではなく、白焼きにタレをかけたような味わい。
それにしても、あなご自体の力が強い!
歯を一瞬押し返してくるほどの弾力。
決して硬いのではなくムッチリ。
それほど新鮮なのです!
驚きの味わいでした。
『あなご天丼』750円到着。
蓋が閉まりきっていないところに、熱い期待が。
うおおお!
異彩を放つ、卵とじのあなご丼。
すごいボリュームです。
ごらんください!
あなご一切れの大きさ!
これがガンガン丼に入っているのです。
おそらく丼1杯に丸々1尾は使用していると思われ。
しかも大きさだけではありません!
めちゃくちゃ美味しいのです!
こんなに美味しいあなご天を食べたのは、生まれて初めてかもしれません。
身はムチムチしつつも、衣を付けて揚げたことで、水分が保たれ、フッワフワに。
外はさくっと、中はむちふわ、絶妙の揚げ加減。
噛むと脂の乗った旨味が、口の中いっぱいに広がります!
お店の方に聞くと、あなごは前の晩から海に仕掛けておいた天然もので、注文を聞いてからさばき、調理しているとのこと。
だからこその、この新鮮さとムチ感。
脱帽です。
でも、この『あなご天丼』に感動したのはそれだけではなく。
卵とじ部分の出汁も絶妙だったのです。
南勢地方にありがちな強い甘みではなく、珍しく関東的なキレの良い出汁。
これは出汁も期待できるのでは・・・と思っていたら。
この日同行していた友人が、この味を忘れられず再訪!
「ここの正解は『あなご天うどん』だよ!」と。
うどんの出汁が予想以上に素晴らしく、しかもあなご天が別添えで、その美味しさを存分に味わえたそうです。
これは私も再訪せねばなりますまい。
おまけ。
1回めにお邪魔した際、とれたてのアジをご馳走になりました。
これまた新鮮そのもので、泳いでいるアジをそのまま味わったようでございました。
住所 志摩市志摩町和具
TEL 0559-85-0003
営業時間 9時頃〜18:00(L.O)
定休日 年中無休(臨時休業あり)