FM三重『ウィークエンドカフェ』2016年3月5日放送

今日のお客様は、『世界を目指せ!亀山ラーメン会』の会長・伊藤幸夫さん。
亀山ラーメン会の会長さんですが、伊藤さんは和食の料理人。
株式会社安全の総料理長でもあります。
小さな頃から料理を作ることが好きだった伊藤さんが亀山市内の料亭で修業を積み、現在のお仕事に就かれています。
そして、亀山ラーメン会が発足した2013年。
初代会長になりました。
ぐるなびの『ご当地ラーメングランプリ』を2013年に獲得し、どんどん世界を目指しています。

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重県初のご当地ラーメン

三重県には『ご当地ラーメン』がないということで、まちおこしの一環として亀山ラーメンの名乗りを上げました。
『亀山ラーメン会』が発足したのは2013年。
9店舗で始め、今までやって来ました。
亀山ラーメン会を立ち上げた時は、亀山だけではなく、日本、いや『世界を目指せ!亀山ラーメン会』という、ネーミングにしました。

『亀山ラーメン会』が発足してから毎月1回、メンバーが集っての打ち合わせ会を行っています。
各方面からのイベント要請も来ますので、それに対しての話し合いをしながら、いままでやって来ました。
今月どれだけ売れた?なんて話もしますし、夏になってきたら冷やしバージョンを作ってみようか、とか。
いろいろ話し合いながらやってきました。

世界はさすがにどうかなという思いがありつつ、3年間がんばってきて有名になってきたのも、県からの助けや、いろいろなみなさんのおかげだと思っています。

観光の目的として食・グルメが魅力の1つだと思うので、ラーメンも良いじゃないかなと始めました。
亀山ラーメンの条件としては、地元のラーメンということで三重県に関係したものをと、松阪牛からとった牛骨スープ、麺は三重県産のニシノカオリ、それから3種類の三重県産のキノコを使うことです。

 

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山ラーメンを提供しているのは11店舗

名古屋が近いこともあり、味噌文化が発達していることから好まれるのではないかということで、亀山ラーメンには独特のブレンド味噌が入っています。
濃厚だけど、女性やお子さんにも食べられる、あっさりとした味に仕上がっていると思います。
キノコもハナビラダケとハタケシメジ、ヒラタケの3種類で、食感がいろいろ楽しめます。

2013年7月に『亀山ラーメン会』が発足し、9月までに完成しようと何度も試食を重ねて、現在のラーメンが完成しました。
参加店舗は9事業所、11店舗。
うちの『株式会社安全』は、『道の駅 関宿』と『亀山ハイウェイオアシス』の2店舗出しています。
『亀山ラーメン会』にはお肉屋さんや食堂、ゴルフ場のレストランなどいろいろな業種の人が入っていて、それぞれ特色ある味が楽しめるので、是非全店舗をまわっていただきたいと思います。

ウチは出している場所は高速道路など、全国からお客さまが来る場所なので、野菜がたっぷりでマイルドな、なるべく食べやすい味を心がけています。
一度食べたらハマってしまう味、それが亀山ラーメンです。

 

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ンヨー食品から亀山ラーメン第2弾販売中!

サンヨー食品さんから2015年に、インスタントラーメンとして第一弾の『亀山ラーメン』が発売されたところ、大ヒットしたらしく、続けて今年の1月に第2弾が発売されました。
伊勢志摩サミットに向けて、『世界を目指せ!』のキャッチフレーズに、『亀山ラーメン会』がちょっと近づけたように思います。
インスタントラーメンは全国での発売なので、それをきっかけに、いろいろな場所からお客さんが来るようになったと、各店舗から聞きます。
しかし、この3年間やってきて、知名度ももう一つ・・・やはり全国に届くのは難しいですね。
カップラーメンを出してもらったり、テレビをはじめ、いろいろなメディアに取り上げてもらったり、もっともっと全国的に広めて行きたいですね。
なかなか世界までの到達は遠いですが。

カップラーメンになった経緯は、サンヨー食品さんが来まして、2〜3店舗食べ歩いてもらって、どれくらい近い味で出せるかというのを先方で研究してもらいました。
2回ほど試食をし、これなら亀山ラーメンと言えると、販売にこぎつけてもらいました。
第1弾と第2弾には、味にも違いがあります。
第1弾はスープにバターを効かせてマイルドな感じにしましたが、第2弾はスープもさることながら、麺に三重県産のニシノカオリを入れてもらい、モチモチ感のある、より亀山ラーメンに近づけ再現してもらいました。

 

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菜なども亀山産のものを目指す!

イベント出店も3年間してきましたが、屋外でラーメンを出すのは大変なんです。
イベント時も生麺を使うので、お湯が濁るためこまめに変えないといけないし、火を使うということはガスの設備も考えないといけないですし。
本当に大変だと、会のメンバーとも話しています。
もうちょっとスムーズにできるようになると、各市町村からのイベント要請がきたときに、もっと亀山ラーメンを広めることができるのですが、今の現状では近場でしかできません。
要請してもらうのはありがたいのですが・・・。

もっともっと出したいんですけどね。
工夫してイベント出店しやすくして、お客さんに食べてもらうのが一番ありがたいなと思います。
『亀山ラーメン会』の今後の課題ですね。

すでに地元の人には受け入れられていますが、県外からのお客さんの反応が大きいですね。
三重県は海の幸も山の幸も食材が豊富なので、何もかも美味しく、しかも風光明媚です。
これからもっといろいろな食材を使って、もっと進化した亀山ラーメンを作っていけると思います。
私がずっと思っているのは、今はキノコでも三重県産を使っていますが、亀山ラーメンなのだから、本当は地元の方にキノコも生産してもらい、加太地区の自然薯やきくらげを作っている農家さん、そして野菜農家さんとタッグを組んでオール亀山の『亀山ラーメン』を作ることが私の夢です。
それができて本当の町おこしになるんじゃないかなと。

3年間続けてきましたが、これからが正念場だと思います。
北海道に行ったら、まずラーメンを食べようと思うでしょう。
『伊勢志摩サミット』をきっかけに、県外からのお客さんも多くなると思うので、「亀山に来たらまず亀山ラーメンを食べよう」というくらいに知名度が上がると嬉しいですね。