三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2011年8月28日放送

会員のみなさんにはやりがいを、お客さんには便利と新鮮野菜をお届けします!

150世帯、人口およそ500人ほどの地区、松阪市飯高町七日市。
ここに地元で大人気のお店があります。

それが『河俣ノ里 直売所』。
新鮮な野菜や加工品が並ぶ直売所。

七日市には他にスーパーや生鮮食品を販売するお店がないため、いつも地元のお客さんで大賑わいです。

野菜は、朝採れなのはもちろん、品名・出品者・お値段も書かれていて、安心安全。
しかも驚くほど安いのがポイント!

毎日のように通っているお客さんもいらっしゃいます。

お話を聞いてみると、
自分たちで食べるだけじゃなく、遠方で暮らす息子さんや娘さんに送ったり、お土産にするために購入している人も多いようです。

野菜の新鮮さ、おいしさに、「またお願い!」とリクエストされることもしばしばだとか。

この直売所の運営の仕組みは・・・・
地元『七日市環境美化資源部会』33人の会員さんが丹精こめて作った農作物を、ボランティアの人たちが販売。
会員さんたちは年間1000円の会費を払い、経費はその中でまかなっているそうです。

直売所には毎朝、会員さんたちによって採れたて新鮮野菜が続々と運び込まれます。

なんと販売管理はバーコードとコンピュータで。
販売価格の20%が手数料として引かれ、直売所の運営費に回される仕組みになっているそうです。

実は、この直売所ができたのは2年前。
それまでは空き地にテントを組んだ青空市として10年近く運営されてきました。
会員のみなさんのつながりと地域の声が、直売所を誕生させたのです。

そしてさらに、七日市の新しい特産品をつくるために頑張っている人もいます。
空いているハウスで、メロンづくり。

七日市といえばメロン・・・
『河俣ノ里』にずらりと並ぶ日が、近い将来、現実になるかも知れません。

他にも行われている、『河俣ノ里』のみなさんによる新しい取り組み。
そのひとつが、この『苔玉づくり』です。
苔や山野草など、身近にあるもので楽しみながら商品開発しています。

地域の人にやりがいと便利と、そして交流の場を。
新しい取り組みで、情報発信を。
七日市をもっともっとゲンキにしたいから。
いつまでもふるさとに暮らし、ふるさとを大切にしたから。

河俣ノ里のみなさんは、一歩一歩着実に前に進んでいます。