きみを、あなたを、ひとりにしない、させない『太陽の家 こども食堂』(ゲンキみえ)

三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2016年5月8日放送

ホッと息抜きができて、みんなで支えあいながら子どもたちを育てていけるつながりを作るために、『こども食堂』の取り組みをスタート!

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こちらは桑名駅前の商店街、『桑名一番街』です。
この商店街内に、今年3月スタートした『太陽の家 こども食堂』。
毎月第2、第4水曜日に開店。
こどもは無料で食事やおやつがいただけます。
『こども食堂』とは、家庭の事情で十分な食事がとれなかったり、ひとりで食事をしていたりする子供たちを支援するための取り組み
『太陽の家』では、子どもたちだけでなく、子育て中のお母さんたちが気軽に集えるよう、広く門戸を開放。
誰もが明るくわいわい楽しめる、そんな居場所づくりを目指しています。

 

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『太陽の家 こども食堂』代表の対馬あさみさんに、子ども食堂を開催した理由をお聞きしました。

「もともと、悩み事やストレスを発散でき、情報交換できるようなみんなの居場所づくりが目的でした。
『こども食堂』が今注目されているのを知り、子どもたちと親たちが集まって一緒に楽しくご飯を食べられる場をスタートに、窓口づくりをしようかなと思い始めました」

 

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『太陽の家』のメンバーは8人。
子育て中のお母さんや、仕事を持つ女性が中心なので、みなさん時間のやりくりが大変。
子どものお迎え時間や、仕事の時間に合わせ、メンバーが入れ替わり立ち代わりして対応しているようです。
今日の買い物は安田有美さんと正木亜希さんが担当。

「今日のメニューは中華飯と春雨スープ、マカロニサラダ。
数はだいたい25食くらいです」

「参加の申し込みを取っているわけではないので、主婦の勘で用意します」

『こども食堂』は、ボランティアと寄付によって運営されているので、買い物ひとつにも主婦力が試されるようです。

 

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一方、代表の対馬さんは車で桑名市内の住宅街へ。
こちらは『太陽の家』とほぼ同じ時期にこども食堂をはじめた『わくわくフレンズ』の代表、加藤さん(画像奥)のお宅。
たくさんいただいたという新鮮な野菜を、今日の『こども食堂』のためにもらい受けにきました。

「『こども食堂』の開催が『太陽の家』が水曜日、木曜日が『わくわくフレンズ』と二日続くので、両方に参加する子どもにメニューがかぶらないよう、打ち合わせをし合ったりしています

 

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『こども食堂』の会場では、メンバーのみなさんがお食事づくりや会場づくり。
狭いキッチンで気を使うのは、衛生面と、子どもたちの好きそうなメニューを考えること。
この日は加藤さん宅でいただいた、桑名産の筍も入っています。
ここでは揚げ物をするのが難しいため、野菜と肉を一度に摂れるような料理を心がけているそうです。

 

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こちらは『太陽の家』メンバーではなく、ボランティアスタッフのみなさん。
参加した理由を聞いてみました。

「今、大学3年で保育の学んでいるのですが、授業で子どもの貧困についてやっていて『こども食堂』のことを知りました。
そして『こども食堂』が桑名にもあることを知り、学んだことを深めるために参加しました」

「家ではあまり食事を作ったことはありません。
ここでボランティアをするときだけですね」

 

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仕込みの最中に、活動に協力してくれるグループが来訪。
『蕎麦道楽倶楽部』の依田仁さんです。

「子どもたちにそば打ち体験をしてもらえたら面白いかなと。
僕たちは畑でそばを育てているので、栽培から収穫までを経験してもらい、『食』の楽しさを知ってもらえたらいいですね」

こども食堂の取り組みは地域へ広がりつつあるようですね。

 

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夕方4時半。
『太陽の家 こども食堂』のオープンです!!
この日も大盛況。
夕食は5時から。
それまで子どもたちは宿題をやったり、遊んだり。自由に過ごします。
この間も、『太陽の家』のメンバーやボランティアスタッフがサポート。
寄付してもらったおやつも、自由に食べることができます。

 

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さあ、いよいよお楽しみ、夕食の時間です。
お母さんもボランティアもメンバーも、みんなでいっしょに「いただきます」です。

 

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参加者の方々にお話をうかがいました。

「子どもが3人いると、孤立してしまったりイライラとしたりとかするんですが、みんなでいろいろな思いを共有することで、さみしい気持ちがワクワクに変わったり、穏やかな気持ちになったりできるので、ぜひいろんな方に来てもらって交友ができたらいいなと思っています」

「交流の場を作ってもらえただけでもうれしいですね。
孤食や貧食を防ぐという理由以外にもっていうこと以外にも、なんでもない時にもママたちと交流できるのはとてもありがたいです」

 

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食後もみんなで遊ぶこどもたち。
『太陽の家』の本来の目的である、子どもたち、お母さんたちの居場所づくりが、すでにここではじまっているようです。

 

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「家でご飯を食べられない子がいるというのは知っていました。
孤独をなくすことが、今の世の中にとって、とても大事なことだと思います。
みんなでつながることで、いじめなどの問題もなくしていけるかもしれませんね」

「たくさんの人と会話をするところから、子どもが何かを感じたり成長すると思うので、とても意義のあることです。
子どもたちの顔を見るだけで元気をもらえるので、すごくありがたいですね」

と、メンバーのみなさん。

「『こども食堂』を初めてみてわかったのは、協力したいと言ってくれる方、手伝いたい、自分もやってみたいという方が思った以上にたくさんいること。
なので、たくさんの人に関わってもらい、地域の取り組みとしてしっかりと根付かせていきたいと思ってます」

と、対馬さん。

 

誰もが楽しく、いっしょに食事ができる場所に。
いま、『太陽の家 こども食堂』は、気軽に子どもたちが来てもらえる環境づくりの真っ最中。
苦しんでいるこどもに、困っている保護者にそっとみんなでよりそえる、そんな場所をめざしています。