「作品とポートレートで偲ぶ 三浦景生 追悼展」

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■開催日時

平成28年5月18日(水)~6月19日(日)
9:30~17:30(入館は17:00まで)
※会期中無休

■入館料

一般1,000円(4枚セット3,000円)
大学生800円・高校生500円・中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方 無料(美術館受付にてご提示ください)

■内容

三浦景生は1916年(大正5)京都の老舗表具店に生まれました。1932年(昭和7)には丸紅株式会社意匠部に入社し染色図案の制作にあたりましたが、1947年(昭和22)自由な染色を志して退社し、当時新進気鋭の染色家小合友之助(1898-1966)に師事しました。その後日展を中心にろう染めによる染色作品を発表し、パネルや屏風に仕立てた作品や布コラージュを用いた抽象表現を試みるなど常に斬新な手法で制作を展開しました。’70年代にはそれまで染色のモチーフとしてはほとんど顧みられることのなかった野菜を描き、不思議な浮遊感を漂わせる野菜たちは三浦芸術を特徴づけるテーマとなりました。また‘80年代には石川県立九谷焼技術研修所で図案制作の指導に当たりましたが、それを機に陶芸作品の制作を始めました。独自の色使いと幻想的でどこかほのぼのとした陶芸作品は、その後染色とともに三浦芸術の重要な一部となりました。また2007年にはパラミタミュージアムで個展を開催し好評を博しました。
三浦景生は終生現役作家として活躍しましたが、2015年8月、99歳の誕生日を迎えたあと間もなく永眠しました。
今回は作品とポートレートを展示し、染色家三浦景生氏を偲びます。ぜひご来館下さい。

☆詳細はこちら→http://www.paramitamuseum.com/plan/exhibition.html

■関連イベント

平成28年5月29日(日)14:00~
三浦景生追悼展 講演会 「父・三浦景生を語る」
講師:みうらいさ子氏(染色家・三浦景生氏 長女)