平成28年度やなせ宿「郷土史講話会 第一講」

■開催日時

平成28年5月28日(土)午後1:30~3:00

■開催場所

やなせ宿和室(店の間、中の間、奥の間)

■内容

大人から子供まで楽しむ郷土学習講座 “まんがで見る道観長者と小太郎の伝説” 

東大寺2月堂のお水取りに使われる重要な松明(松明)は、鎌倉時代から赤目町一ノ井で作られ、二月堂に運ばれているものです。これを「松明調進(たいまつちょうしん)」と呼び、この行事は、東大寺の荘園時代から、休むことなく続けられている貴重な行事として、三重県の文化財に指定され、名張市が全国に誇れる行事となっています。その起源については、一ノ井に住んでいた道観長者の遺言(ゆいごん)によって始められたと、古くから地元民によって伝承されてきました。また、道観長者の子どもである小太郎から、名付けられたという香落渓の奥にそそり立つ「小太郎岩」にまつわる伝説についても取り上げます。これを漫画化した長編物語で、解説を交え、子どもにも分かりやすく紹介する予定です。

【講師】松鹿昭二さん(名張郷土研究会代表顧問)