御山(おやま)まつり

■開催日時

平成28年6月28日(火)~ 7月1日(金)
【時間】(7月1日)早朝4時~

■開催場所

三木里神社(尾鷲市三木里町)および浜

■内容

御山(おやま)まつりとは、三木里神社の境内の北側小山の頂上に祀られている浅間神社の分社である貴船神社において富士山の山開きにあわせた山開きを祝うまつりです。浅間神社の本社は富士山麓の静岡県富士郡大宮町にあり、宗教は富士山の霊を伝えるという修験道です。分社は千三百余社で全国の小部落の小さな祠を数えたら数万をくだらないといわれています。おやまは、7月1日の1週間前から浜辺で業を積み、7月1日は早朝より先達を先頭に初穂竹を担いで山に上がり、社の際の立木に祭人が登り初穂竹をくくりつけ、御幣が高いほどその年は稲作が豊年だと言い伝えられています。その後、おやまの歌に合わせながら、大太鼓をたたきながら信者宅を回ります。信者宅ではお神酒とつまみなどを出して迎えます。

<内容>
【6月28日から6月30日まで】
町の男衆が白装束になって三木里海岸で海水で身を清める「垢離かき」を1日3回行い、その間は役となる先達の自宅にて浅間を表す掛け軸などを飾った部屋にて7月1日の本祭りに使う和紙の御幣や縄飾りをつって過ごします。なおその部屋は女人禁制で期間中は精進料理を食べます。

【7月1日本祭りについて】
朝4時から御幣をつけた竹や御神酒を担いで三木里神社から数十メートル高台にある浅間神社に参拝。竹を高さ20メートルはある大楠頂上に縛り付け豊作と家内安全を祈願します。その後、里に下りて町の人たちに対して手に持った榊で頭や体を払う「しばたたき」と呼ばれる儀式を行います。