津市『OTONA・MIE』の運営代表、村山裕介さんと編集委員長、佐藤成章さん(カフェ)

FM三重『ウィークエンドカフェ』2016年7月30日放送

今回は、三重に暮らす・旅するWEBマガジン OTONA・MIEの運営代表、村山裕介さんと編集委員長、佐藤成章さんがお客様。
2人は、中学・高校の先輩・後輩の関係。
村山さんが1つ年上。「何かやりたいね~」そんな会話からOTONA・MIEが始まりました。
1年間の準備期間を経て、去年の10月スタート。
OTONA・MIEは日刊のウェブマガジン。
毎日毎日記事を挙げていきます。
2人の携帯には、ネタに使えるなと思った写真がいっぱい。
伊東将志さんとOTONA・MIEの公式記者の東城さんも加わわりました。

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右から2番め佐藤さん 右端 村山さん

者登録者数80人、実際のライターは30人ほど

村山 毎日、常にいきあたりばったりんです。
多分新しいことをするのはそういうことなんだろうなと。
本当に毎日いろんな情報が入ってきて、一緒に何かしないかとか、これをもっとしたら面白いんじゃないのかと、提案を多々いただきます。

伊東 ウェブマガジンの作り方なんか、誰も教えてくれないですもんね。

村山 教えてくれないですね。
全国に地域に根ざしたウェブマガジンはいくつかありますが、どこかの企業がスポンサーとなっています。
OTONA・MIEの登録者数は現在約80人。
こんなに多い人数が参加しているのは、日本でもないと思います。

伊東 すごいですね!

村山 実際記事を書いている人は30人ほど。
その30人の1人が東さん。
東紀州エリアが欲しかったので、一回だけ面識のあった東さんにお願いするしかないと、直接おうかがいしまして。
多分、津から距離と時間をかけて行ったら断られないと思いまして(笑)。
そしてまんまと引き受けていただきまして。

伊東 情につけ込む(笑)。

 

 一回しか会ったことがなかったのですが、とても熱かったんです。
「是非書いてほしい」と言われまして。
僕は文章が苦手だしと言ったのですが、もうなんでもいいから書いてくださいと。
これは「うん」と言わないと帰らないなと思い、とりあえず「うん」と(笑)。
書かなかったら諦めると思っていたのですが、そうするとメールで「そろそろ書いてくださいね」という催促が来るんです。
で、考えときますと返すと、頭のなかにず〜っと残るんですよ。
ああ、書かないといけないんだな、みたいな。

佐藤 で、書かないとまた行くんですね、東さんのところまで。
「元気ですか〜、最近何されているんですか〜」って。

 

 東紀州代表なのでプレッシャーはあります。
でも、こうしてラジオに取り上げてもらうこともありますが、取り上げられないお店もけっこうあるので、そういうのを僕が紹介できたらなと思っています。

佐藤 住んでいるから魅力がわかるというのがありますからね。

村山 そこが本当に狙い所というか貴重なところで、地元に住んでいる人の情報は記事として面白いかどうかは別として、とても貴重な情報なんです。
それが集まることで、三重県が面白い場所だと知ってもらうきっかけになると思います。

 

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元の人ならではの視点が面白い

佐藤 『大人』と付けると大人世代の目からも見えるし、大人からの目線で子どものこともできるし、もうちょっと上の世代も入るし・・・ということでOTONA・MIE。

伊東 津市大門の雰囲気を伝えることが、まさに『大人』でしたね。

佐藤 最初の頃はそういうことを考えていましたね、スナック入門とか。
これからもそういうふざけたことをやっていきたいなと思っています。

村山 三重県は、大人として暮らす人や旅する人の情報がとても少ないんです。
有料ではいろいろあるのですが・・・地域に密着した情報が本当にないので、楽しめない、何もないとなっちゃうのはもったいないと思いました。
実はいろいろあるので、それを広げていくことで、次の休みはここへ行こうかな、と思ってもらえるようにするのが、当初の考え。

佐藤 東紀州は東さんが発信してくれるので、楽しさがわかりますが、実は桑名なども、とてもおもしろいんです。
毎日毎日、同じ三重県内でも北から南から新しい情報をもらっています。
OTONA・MIEをはじめてから、自分たちが三重県のことを全然知らなかったと痛感してます。
観光ってどうしても南というか、伊勢とか鳥羽の情報が多いじゃないですか。

村山 桑名はとてもディープで、面白いですね。
とあるラーメン屋さんの記事がとても興味深く、桑名に仕事があった際に寄ってみました。
そういう風に、どこかに寄るきっかけになると嬉しいですね。

伊東 あとは、プロのライターの人が書いているのではないという親近感。
そういうのも面白い要因になっているのかもしれませんね。

佐藤 信ぴょう性があるというか。

村山 約束しているのが、「記者さんの目線で書いてください」「面白みのあるモノにしてください」と。
あとは三重に関すること、それだけです。
面白いと言っても笑えるという意味ではなく、珍しい物とか格好いいもの、魅力的なもの・・・それだけで面白みがあると思います。
なので、広告的なものはお断りさせてもらっています。

佐藤 OTONA・MIEで一番アクセス数があった記事が「志摩には伝説のサーファーがいる」という記事。
サーフィンへの想いにストーリーがあり大きな反響がありました。
逆に僕の記事は、「いいね!」が1つだったことがあります(笑)。

 

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ン屋のイントネーション

村山  OTONA・MIEでイントネーションの調査をしてみたことがあります。
いきなりですが、パンが売っているお店をなんと呼びますか?
『パン屋さん』ですよね。
北の方は『パ』にアクセントが来るのですが、紀北町では行くと『ン』にアクセントが来るんです。
『ポン酢』も尾鷲の一部では『ン』にアクセントが来るらしいですね。
『クリスマス』は大体の地域で一緒だったのですが、これまた尾鷲の一部だけ、なんか違うんです(笑)。

伊東 峠で区切られている町は面白いお祭りや食文化が残っているので、その1つの町だけでかなり遊べると思います。

 三重県南部はトンネルを抜けると全部言葉が違います。
熊野はもう全然僕らの知っている言葉と違います。
また、昔は、大紀町錦からも長島高校に入学する生徒がいたのですが、言葉が違い、何を話しているのか、まったくわかりませんでした。

伊東 なので一瞬でどこ出身かわかるんですよ。
錦でしょ、みたいな。

村山 尾鷲と紀北町はまったく一緒に聞こえますけどね。

伊東 全然違いますよ、長島と尾鷲は。

 ベースは似ていますね。
旧紀伊長島から尾鷲までは似ているんですよ。
で、熊野に入るとまったく変わるんです。
大台も違います。
面白いことに、伊賀の方に行くともう関西の言葉になるんですよ。
桑名に行くと名古屋寄りと。

伊東 三重県は多様ですね。

村山 こうやって方言を調べたりとかも、いろいろやっているんです。
記者もネットで募集しているので、会ったことがない人も中にはいます。
その人に電話していきなり、「パン売っているところってなんて呼んでますか?」と聞いたり(笑)。
ところで、なんで『パン屋』かというと、高校の時に尾鷲から引っ越してきた子がいて、その子のイントネーションが南のものだった。
それを思い出して、わざわざそれを記事にしたら面白いのかなって。

 

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者が60歳以上の『もっとOTONA・MIE』も作りたい!

村山 記者は随時募集しています。
サイトに記者登録のページがありますので、そこのフォームに入力して送信してくれたら、こちらに届きます。
基本的に制限はありません。
OTONA・MIEなので、小中学生はNGですが、高校生以上ならOK。
一回記事を上げてもらったら記者としてサイトに登録させていただきます。
あまり記事力がなくても、地元に住んでいる方の情報であれば全然良いので、気軽に参加してもらえればなと。

佐藤 躊躇される方は、僕らが過去に書いた記事を呼んでもらうと大丈夫かと。
よくこんなの書いたな、という悲惨な記事が上がっています(笑)。

村山 ま、僕はないですけどね。
佐藤さんは多々ありましたね(笑)。
また、18歳の視点と70歳の視点の違いなどもあると思います。
そういう意味で『もっとOTONA・MIE』というコーナーを作ろうとしているところです。
60歳以上の人が書くことにはやはり、深みが感じられるはずです。

伊東 『R60』ですか。

村山 そうそう。
そのきっかけで今度佐藤くんがゲートボールの取材に行くんですけど。

佐藤 昔話をしていたりとか、過去の武勇伝を語っているおじいさんとか。
話をうかがってきます。

 うちの近くにいいところありますよ。
毎日店の先で将棋を打っていたり。
それから漁場に置いてあるんですよ、将棋盤が。
指していると漁師のおじちゃんたちが集まってくるんですよ。
で、将棋を一日打っているみたいな。

伊東 それこそ『R60』の世界(笑)。

佐藤 打てないけど行ってみたいなあ。

伊東 コテンパンにやられてほしい(笑)。

 

アルな世界でも活動をし、三重の物を広めたい!

村山 ネットだけではなく、現実の場でワークショップやイベントなどを通してみなさんとつながっていけたらいいかなと。
実際にワークショップを開催したときも、記者のみなさんが盛り上げてくれました。

佐藤 誰かに何かを聞いてほしい・・・情報発信したい人はいると思うので、そういう人と組むほうが早いですよね。

村山 あとは、何か物を売っていくのも面白いのではと。
僕たちが売るのではなく、何かを売りたいと思っている人をOTONA・MIEで取り上げて考え、商品にして売っていくというスタイル。
1人で地域資源を抱えていて、どうしたらよいかわからない人も、こっちに来てみんなで考えようよと。
三重の良い物をもっとブラッシュアップして外に出していくようなことができたら良いなと、話していたところです。