三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年6月7日放送

十ヶ月間、畑や田んぼと向き合って、楽しみながら農業と自然を勉強!
家族みんなで汗を流す楽しさを知り、自然を愛する喜びを知り、身体も地域もゲンキに!


『そうぞの森 さるびの』『木の館 豊寿館』『新大仏寺』など観光スポットが点在し、見渡す限りの水田と昔ながらの里山の風景が広がる、伊賀市大山田地区。
しかしここでも、高齢化が進み、農業が衰退しつつあるのが現状です。
そんな窮状を食い止めるべく、旧大山田村・農協・森林組合・農業者が出資し、農林業公社を設立。
農業への関心を高めるために『おおやまだ農業小学校』を開校しました。

『おおやまだ農業小学校』校長 福森和民さん

「農業と都市の交流、それと若い人たちに、自然を愛する田舎の原型を体験してもらうこことで、この地域の良さを知ってもらいたい・・・それの思いがきっかけですかね」

『おおやまだ農業小学校』が開校したのは、1996年。
毎年20組ほどの家族を募集し、年間2万円の授業料で、およそ20回の体験教室に参加することができます。
作業日は月に2回。

午前は各家庭での、畑づくり体験。
家族ごとに割り当てられる約3坪の畑で、一年を通して作物をつくります。
野菜嫌いな子どもでも、自分で作った作物なら・・・と食べられることが多いそう。

午後は参加者共同の体験時間。

田植えや稲刈りも、地元の人たちに教えてもらって体験!
自然を身体で感じてもらうため、裸足で行います。

昼食は、おにぎりは持参。
おかずはスタッフや近所の人たちの手作りです。
これが楽しみ!という生徒さんも多いそうです。

他にも年間を通して、クラフト体験、カヌー体験、サマーキャンプ、田んぼ運動会・・・などなど、さまざまな体験教室やイベントを実施。
もちろん、開校式と閉校式も行います。

ふるさと大山田の自然と農業の楽しさ。
都会から訪れる家族が、一年間かけてじっくり自然に触れ、田舎の良さを知る・・・。
大山田が生徒たちの『第二の故郷』となるのが、『おおやまだ農業小学校』のゲンキさんたちの願いです。

*大山田地区では、『おおやまだ自然学校』だけでなく、地域の活性化のために取り組みを行っています。
 そのひとつが、大山田の農産加工品の製造・販売。

・『そうぞの森 さるびの』
 住所:伊賀市上阿波2953
 TEL:0120-46-0268

・『どんぐり屋』
 住所:伊賀市平田950-1
 TEL:0595-47-0325

などで購入することができます。