貨物鉄道博物館「タ2001修復完了披露イベント」のお知らせ

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■開催日時

平成28年11月6日(日)9時~16時
※当日は近鉄ハイキング開催のため、通常より1時間早い開館となります

■開催場所

貨物鉄道博物館
【住所】三重県いなべ市大安町丹生川 三岐鉄道三岐線「丹生川駅」隣接

■内容

11月の開館日には、「タ2000形2001」の修復完了を記念して、披露イベントが行われます。

【修復完了車輌披露】
丹生川駅駐車場側新展示線にてタンク車4輌が披露されます。
・日本アルコール販売タ2001
・日本石油輸送タム2920
・東北東ソー化学タム6263
・三菱瓦斯化学タム8000

~日本アルコール販売タ2001~
10トン積タンク車「タ2000形2001」は、現存する唯一の戦前製タンク車で、各部に戦前の設計・構造・工法を留める点で貴重な存在です。1939(昭和14)年に日本曹達「タム200形15トン積二硫化炭素専用タンク車」として製造されましたが、2年後の1941(昭和16)年にはタム273・274の2輌が10トン積アルコール専用車に改造され、「タム2000形2000・2001」となりました。1961(昭和36)年には日本アルコール販売へ移籍し、白新線新崎駅を拠点に1995(平成7)年まで活躍しました。廃車後は当館館長吉岡心平の所有となり、福島臨海鉄道宮下駅で保管されていましたが、「いわき都市計画事業小名浜港背後地震災復興土地区画整理事業」により、隣接の小名浜駅が移転し宮下駅が廃止されるため、急遽『貨物鉄道博物館』への収蔵が決まり、2014(平成26)年3月23~24日にトラックで搬送しました。約1年間の修復作業を進めてきましたが、ご来館頂いたみなさまからのご寄付やガイドブックなどの物販売上を資材調達などに活用させて頂き、無事竣功することが出来ました。 

【写真】南野哲志さん 

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