子どもたちのあふれるゲンキでおもてなし!『みどり保育園レストラン』(ゲンキみえ)

三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2016年11月6日放送

伊勢市矢持町にある『みどり保育園』では園児と地域のお年寄りたちの交流の場として月に一度、保育園の給食で、お年寄りたちをおもてなしする「保育園レストラン」をオープン!
配膳などを園児が担当し、お礼としてお年寄りが紙芝居を読んでくれたり、一緒に歌をうたって過ごすことも。
レストランが開催される一日に密着します!

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伊勢市矢持町は平家の落人伝説が残る、山あいの静かな場所。
そんな矢持で、子どもたちの声が響き渡るのが『みどり保育園』。
昭和53年に閉校となった矢持小学校の校舎を、そのまま利用した保育園です。

今日はどんなことをするのかな?

「レストラン!!!」

そう、こちらでは地域のお年寄りと園児たちの交流の場として月に一度、保育園で給食を食べてもらう『保育園レストラン』を開店。
予約制限定10名です!

 

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『みどり保育園』の倉世古久美子園長に、この保育園について、そして取り組みについてお聞きしました。

「『みどり保育園』は昭和31年に建てられた矢持小学校の校舎で、昭和53年に閉校となったため、保育園の園舎として利用しています。
過疎化が進む矢持町に子どもの声を残したいと、豊かな自然と地域に開かれた運営を特色に市街地からも園児を呼び込んでいて、地域のお年寄りから畑を借りて野菜づくりをしたり田植えや稲刈りなど米作りの体験をしています。

『みどり保育園レストラン』は、地域のお年寄りやお子さん連れの方に来てもらい、給食を食べていただくレストランです!
私がオーナーで、子どもたちはウエイターさん、ウエイトレスさんです」

 

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レストランオープンの日、子どもたちはいつもと同じ様子。
外遊びも大好き、元気いっぱいです!

 

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その頃、給食室は大忙し!
45人分の園児の給食にプラスして、お客さんの分まで作るのですから大変です。
レストランを提案したのは園長先生。
他の先生や給食スタッフの理解と協力でオープンできたと言います。

「提案をされた時は驚きましたが、お年寄りの多い地域なので、みんなに来てほしいという思いもあり、良い話だと引き受けました」

と、給食スタッフさん。

「最初は驚かれましたが、話していくうちに付きに1回、余分に10食くらいならがんばれると。
普段の保育を見せつつ進めようとなりました。
子どもたちはとても喜んで、レストランの担当になるのを待っています」

と、園長の倉世古さん。

 

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午前10時半。
レストランのお客さんがやってきました。
地区のみなさんには回覧版を使ってお知らせをしています!

お昼ごはんの準備ができるまでは園児との交流を。
矢持地域において『みどり保育園』は、子どもたちのゲンキに触れる貴重な場です。

 

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こちらは、お客さんから園児に読み聞かせのプレゼント。
こうした地域のみなさんとのふれあいこそ、『みどり保育園』の求めているものでした。

 

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いよいよランチタイム!
今日はどんぐり組さんが担当です!
給食室からランチルームまで、子どもたちが食事を運びます。
このレストランを始めた理由は、矢持地区に独り暮らしのお年寄りが増えてきたことにあります。
みんなで楽しく食事をしてもらいたい。
保育園だからこそできる地域貢献です。

 

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本日のメニューは、もみじごはん・鶏肉のマーマレード焼き・野菜スープ・リンゴゼリーです。
大人は量が多目となっています。
使われているジャガイモは理事長さんからの差し入れ。
青菜は保育園の畑で採れたもの。
そしてその畑を貸してくれている方も、この日のレストランに来ています。

「どうぞ、ごゆっくり〜」

と小さな店員さんたち。

園児たちの心のこもったおもてなしを受けて、オトナの給食の時間。
園児たちの愛情、ゲンキ、笑顔がたっぷりと詰まっています。

 

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「美味しかったです。
畑を遊ばせてるなら、使ってもらって保育所の方にも喜んでもらえたらと思っています」

「可愛い子どもたちも見られるし、自分の子どもの小さな頃を思い出します」

「知らない人ともちょっとお話ができるのが嬉しいです。
和気藹々と、一緒に食べれるっていうのがいいんじゃないですかね」

「私は最初から参加させてもらってます。
子どもたち、配膳がとても上手になったと思いますよ」

と、お客さんたち。

 

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「行事や季節など、子どもたちはどんなことに興味を持つかなと考えながら。
前の日は夫が練習相手です(笑)」

「やっぱり生き生きしてますし、自然に私も応援したいなという気持ちになっていますね」

紙芝居や絵本の読み聞かせをしている松谷さん、そしてご主人。
お二人にとっても『レストラン』は大切な場所のようです。

 

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今回ジャガイモを提供してくれた『みどり保育園』の中瀬誠一理事長にも、お話をうかがいました。

「みなさん、若くなった気持ちで楽しくやれるのがいいと喜んでもらってます!
子どもたちが大きくなったら第2の故郷と思って来てくれることを期待して頑張ってます!」

 

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「子どもたちも初めの頃は知らない方が来るので戸惑っていましたが、最近では慣れてきて、レストランの日にお客さんが来るのを楽しみにしています。
おじいちゃんやおばあちゃんは、子どもたちの配膳がゆっくりでも待ってくれるのがありがたいですし、成長を見てもらえるのが嬉しいです。

また、ここで知り合った人がお友だちになり元気になった・・・紙芝居することで元気になった・・・お家では普段あまり話さないのに、ここに来た日は帰ってからたくさん話すようになり元気にった・・・そんなことを良く聞くと、こちらも元気になります」

と、『みどり保育園レストラン』担当の新家みち子さん先生。

「最近ではおもてなしの方法や時間の使い方を子どもたちも含め、みんなで考えています。
子どもたちから『こうしたい』という気持ちが出ると、先生たちもそれに乗っかって、考えてくれるのが嬉しいです。
子どもたちがおじいちゃんやおばあちゃんと触れ合い、おじいちゃん、おばあちゃんも自分のお孫さんのことを思い出して、またここで過ごしてもらいたいですね」

と倉世古さん。

 

「運ぶのが楽しい!」

「これからも続けたい」

 

と笑顔で話す子どもたち。

 

『みどり保育園レストラン』は、毎月1回オープン!
可愛い園児たちが出迎えてくれますよ!