鳥羽、志摩、南伊勢、紀北町・・・。
それぞれの産地でそれぞれの味が楽しめる三重の牡蠣は現在、県外から人を呼び込む大きな観光資源にもなっています。

そんな三重の牡蠣の魅力を全国へ。
平成29年3月3日と4日の2日間、伊勢市内で『第10回全国カキ・サミット　三重大会』が、開催されます。
広島、宮城、岡山など、主たるカキの産地から生産者たちが集い、カキ養殖業全体の継続的発展を考えます。

鳥羽磯部漁業協同組合浦村支所理事の村田孝雄さんに、浦村牡蠣について教えてもらいました。

「浦村の牡蠣を育む生浦湾は木曽三川や宮川からの養分と、海水と真水が程よく溶け合い非常に良いプランクトンが育ち、そのおかげで牡蠣にとっては恵まれた環境です。
早く育つため一年で出荷出来るまでに成長し、牡蠣特有の臭みがなく、上品な味わいが特徴です」

殺菌海水で牡蠣を洗浄し、18時間以上浄化した上で余分な部分を取り除き販売。

今シーズンの浦村の牡蠣は、海水の温度が高くて出足こそ不調だったものの、2月に入ってからは大粒で、味もしっかりし、全国に誇れる牡蠣に成長しています。

『第10回　全国カキ・サミット三重大会』では、岩手、宮城、岡山、広島などからパネリストが出席してシンポジウムを開催。
牡蠣の養殖手法や出荷技術等について議論を交わし、安全で安心な牡蠣を生産して消費拡大を図ろうとの狙いです。
参加する各県が牡蠣を使ったメニューを振る舞うなどの催しも行います。

というわけで、浦村の牡蠣を存分に食べて、その魅力をお伝えします！
まずは『マルナカ水産　マルマ本店』さんです！

「ウチのお店では、お1人様2500円で食べ放題！
スタッフがこちらの薪で焼く席と、遠赤外線で自分で焼く席と２つあります。
家族経営で、愛情込めて作ってますので美味しいと思います！」

と、マルマ本店の中村和馬さん。

遠赤外線焜炉の席は、『食べ放題コーナー』の牡蠣から好きなだけ取り、自分のペースで焼いて食べることができます。
フタをして蒸し焼きにするのがポイントだそうです。

身はプリプリ！
旬の今は旨味と甘味が乗って最高ですよ！！

マルマ本店の食べ放題プランは、90分大人2500円。
味噌汁と牡蠣グラタンもついています。
目と舌で存分に味わう浦村牡蠣。
今シーズンまだまだ間に合います！

続いてやってきたのは、『山安水産パールロード店』。
パールロードで一番煙が立ち上り、目を引くお店で、席数も浦村では最大規模。
連日たくさんの観光客で賑わっています。

「こちらのウリは、つめ放題と食べ放題です！
5分以内にバケツに詰め放題！
はみ出してもOKですよ！
つめ放題は持ち帰りの他、無料で焼き牡蠣にして食べることができます」

『食べ放題』も人気のプラン。
こちらも旬真っ盛りの今、身が大きく、旨味が濃いです！
山安水産の食べ放題プランは、調味料などの持ち込みも自由。

味噌汁と牡蠣飯もついています！

ここ浦村はもちろん、全国の牡蠣の生産者が集う『全国カキ・サミット』。
広島、宮城、岡山など牡蠣の産地から生産者たちが集い、品質の向上、安全性、消費ニーズについてなど議論を深め、牡蠣養殖業の継続的発展を考えます。
2日目の3月4日は、伊勢神宮の外宮周辺で、牡蠣の無料ふるまいイベントも開催されます！
牡蠣の無料ふるまい会は、4日午前10時から。
ぜひみなさんもご参加ください。