三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2017年3月5日

中高年の方々の生きがいや健康づくりを目的に11年前に活動を開始した、手作り小物の製作販売を行う地元主婦グループ『手づくり工房・ワーイワイ』!その2号店として誕生した『ふら〜り♪フラット♭』!
今年1月に開店1周年を迎えました!

紀北町の紀伊長島駅のすぐ近くにある『ふれあい広場・マンドロ』で、おひなさまイベントが開催されています!
大正琴の演奏に、立派なおひなさまがたくさん飾られています!

奥にはちょっと変わったおひなさまや、着物を使った手づくりのおひなさまなど。

 

こちらのイベントを開催しているのは、以前『ゲンキみえ生き活きリポート』で紹介した『手づくり工房・ワーイワイ』、その2号店として誕生した『ふら〜り♪フラット♭』。
今年1月に開店1周年を迎え、その記念イベントとして開催されたのが、この『おひなさまイベント』なのです。

 

『手づくり工房・ワーイワイ』代表の井谷三枝子さんに、『ふら〜り♪フラット♭』についてお聞きしました。

「2号店『ふら〜り♪フラット♭』は元青果店だった空き店舗を活用して、手作り小物の製作などを通して、地域の高齢者が集える場所を作ろうと思い、昨年1月にオープンしました。
名前の通り「ふら~り」来てもらって「フラット」明るくなるように。
作る目的がなくても来てもらい、知っている人がいると「元気だったかな」という声掛けで、みなさんが、また来たいなという気持ちになってくれれば」

 

「家に居ても退屈です。出掛けた方が頭のためにもいいし、認知症の予防にもなるし。
そう思って出て来ました」

「冗談言ったり、時には歌を歌ったり、そういうこともするし、ざっくばらんにみんなと話ができるので」

「通る人も『何やっているの?』と聞いてくれて。『また機会があったら、私たちもさせてもらいます』という言葉をいただいています」

と、メンバーの喜田さん、西田さん、長井さん。
この日は、イベントで飾るためのおひなさま作りの真っ最中。
みなさんの手作りのおひなさまが出番を待っていました。

 

『ふら〜り♪フラット♭』では、手づくり小物の制作以外にも様々なイベントを開催。
ヨガ教室やカラオケ教室、特に、毎週火曜日に開催する朝市は、毎回、大盛況だそうです。

 

一方、『手づくり工房・ワーイワイ』のみなさんによるおひなさまイベントの会場。
なんとおひなさまの前で記念撮影ができるんです!

 

「今日はみなさん着物を着て、おひなさまの前で写真を撮ってもらうことができます。
着物は会員さんに声をかけて、色々なところから集めました」

と、『ふら〜り♪フラット♭』の西山さん。

小さなお子さんから大人のサイズまでを取り揃え、しかも着付けは会員の有志が担当し、無料で行っています。

 

そして、やはり『手づくり工房・ワーイワイ』のイベントということで、体験コーナーも用意!
材料は、『手作り工房・ワーイワイ』や『ふら~り♪フラット♭』のみなさんが、この日のために、準備をしてきてくれたもの。

 

作っているのは美しい古布をまとったひな人形。
こちらの古布も、色々な家から集められた着物をさばいたものです。

「教える側としても、一緒に作るのが楽しいですね」

と、先生役のメンバーさん。

土曜日と日曜日の2日間にわたって開催されたおひなさまイベントでは、大人から子どもまで幅広い世代が、ひな人形作りを体験。
メンバーのみなさん、たくさんのお客さんとの交流を楽しんでいました。

 

そして、ぜんざいや甘酒も、メンバーで準備。
その売上は、地元のよさこいチームに寄付されました。

 

この日の感想を、メンバーさんにお聞きしました。

「大勢の方が来てくれて良かったです。
やってみて、人が来ないと寂しいので、たくさんの人が来てくれて嬉しかったです」

「井谷さんはすごい人です。
あちこち行ったり精力的にイベントを開催するなど、普通の人にはできませんそれもボランティアで」

みんなでワイワイ。地域に居場所作りを始めて、早11年。
楽しかったことは、もちろん、大変だったこと、辛かったこともたくさんあったといいます。
でも、くじけずに続けることが大切なんです。

 

「夢はいっぱいあります。
高齢の女性だけでなく男性からも『居場所を作って欲しい』と言われています。
けれど、将棋や碁盤などを置くと、どうしても手狭になってしまうんですね。
男性も女性も子どもたちも一緒に遊ぶことができ、地域の人たちが誰でも訪れることができるような、第3号店を作りたいというのが、今の夢です」

と、代表の井谷さん。
すでに、次の夢を頭に浮かべているようですね!