伊勢志摩国立公園とさくら展

■開催期間

平成29年3月18日(土)~4月2日(日)9:30~17:00

■開催場所

おかげ横丁「大黒ホール」

■内容

伊勢志摩国立公園が最も美しい季節と言えば、春、海辺や川辺、里の山々で咲く桜のころではないでしょうか。2月中旬頃から4月の終わりにかけ、河津桜、陽光桜、ソメイヨシノ、山桜など、様々な種類の桜が咲きほこります。その中には樹齢60年を越えた“円吉ざくら”も精一杯私たちに何かを語りかけるように咲いています。“円吉ざくら”にはこんな話が語り継がれています。”伊勢志摩国立公園の父”と言われる石原円吉翁は昭和30年代から晩年までポケットマネーで各地域に約1万本の桜の苗木を贈り続けました。円吉翁は当時、観光開発と共に自然破壊が進む伊勢志摩の現状を憂い、公園の美化と次代を担う子どもたちに桜の樹を通じて、自然保護の大切さを教えたかったのです。さらにその先は「伊勢志摩を第一級の美しい国立公園にしたい」とも、見据えていました。いつの頃からか、この桜のことを“円吉ざくら”と呼ぶようになりました。今回、おかげ横丁「大黒ホール」において、伊勢志摩の桜を内外に発信し、石原円吉翁が願った”円吉ざくらの夢”を語り継ぐ「伊勢志摩国立公園とさくら展」の開催いたします。