三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2017年4月30日

尾鷲市の『まちの駅』に認定されている飲食店や商店8店舗が参加!
尾鷲の特産品や食材を棒に刺したり棒状にした棒グルメ『おわせ棒』で、尾鷲の食を手軽に味わってもらおうと平成13年にスタート!
近年では周辺市町を巻き込んでの『東紀州棒対決グランプリ』も開催!
4月1日から3種の新商品を加えて第5弾がスタートしました!

みなさん、『おわせ棒』をご存知ですか?
地元ならではの食材を棒状にした『おわせ棒』を手軽に味わってもらおうと4年前に始まった企画なんです!
今回は『尾鷲まちの駅』8店舗が参加して、4月1日から第5弾が開催中!

 

『おわせ棒食べ歩き』を企画している『まちの駅ネットワーク尾鷲』会長
の村瀬晃健さんに、『おわせ棒』についてお聞きしました。

「『おわせ棒』は、『尾鷲のうまいもの』を棒状にしたものです。
水産加工物や和菓子等、尾鷲の特産品や食材を棒に刺したり棒状にし、片手で持てる大きさで、熊野古道を歩いて降りてきた方に、尾鷲のうまいものを気軽に食べ歩くことができるようにしました」

 

村瀬さんのお店『尾鷲金盛丸』は創業およそ80年。
マグロの卸売り、海産物の加工販売を生業としています。
そんな『金盛丸』でいただける『おわせ棒』は、『ピリ辛まぐろカツ』300円。
塩麹に漬けたメバチマグロをフライに!
麹のほのかな甘みの中に尾鷲の青唐辛子『虎の尾』のみじん切りをピリリと効かせた一品です。
麹を使うことで、メバチマグロがぱさつかないよう、工夫されています。

 

尾鷲金盛丸
尾鷲市港町11-10
TEL 0597-25-0004
営業日 9:00〜17:00
定休日 水・日曜日、祝日

 

続いてのお店も、尾鷲を代表する鮮魚店のひとつ、魚鉄商店。
三代続く老舗で、代々、尾鷲港であがった鮮度抜群の魚を取り扱っています。

 

こちらが、魚鉄商店秘伝の炊き方でつくった『サザエのうま煮』。
地元尾鷲産のサザエを使用!
秘伝の炊き方で仕上げた柔らかさと磯の香りが自慢です!
店内で食べる場合は殻付きで、食べ歩きの場合は串にさして提供してくれますよ。
1皿2~3個で300円、串は1本で300円です。

 

魚鉄商店
尾鷲市港町8-13
TEL 0597-22-0152
営業時間 9:00〜17:00
定休日 火曜日
※ 『おわせ棒』は平日でも取扱あり

 

熊野街道沿いで90年続く老舗和菓子店、『朝日饅頭本舗』。
熊野古道が世界文化遺産に登録されたのを記念してつくられた、しっとりモナカの『石だたみ』が人気です。

 

こちらでいただける『おわせ棒』は『もちもちスティックパイ』1本150円。
棒状にした大福をパイ生地で包み込んで焼き上げた自信作!
こし餡を使用したやさしい味わいが特徴です。
実は『朝日饅頭本舗』、この『おわせ棒』は、第一弾の「草だんご棒」第二弾の「栗むし羊かん棒」に続く第三弾商品!

「ここは熊野街道なので、熊野古道歩く方から市内の人まで、これを求めて来てくれる人がいます」

と、店主の村田さん。

 

朝日饅頭本舗
尾鷲市中井町7-22
TEL 0597-22-0472
営業時間 9:00〜18:00
定休日 日曜日

 

4軒目は、『大瀬勇商店』。
創業はなんと明治35年。
カツオの生節を中心に魚介類や干物などを手掛ける海産物店です。

 

さて、こちらの『おわせ棒』は・・・・カツオをたまり醤油ベースの自家製タレに漬け込んで桜の木などで2~3日かけて燻した、尾鷲のソウル珍味!
お酒が飲みたくなってしまう味ですよ!
先々代から作っており、漬け込んでから商品になるまで10日ほどもかかるそうです。

 

大瀬勇商店
尾鷲市栄町2-16
TEL 0597-22-0563
営業時間 10:00〜18:00
定休日 不定休
※ 平日でも取扱あり

 

旧市街地にはもう一軒、『おわせ棒』を味わうことのできるお店があります。
『のーじへいこらい』。
ボランティアのお母さんたちが土日限定で運営するお店で、郷土料理のお弁当やお惣菜、手芸品等の販売をしています。
こちらでは、

『エリンギ棒』100円・・・ひと口サイズの尾鷲産エリンギをフライに!
『すりみ棒』100円・・・尾鷲産沖キスのすりみに野菜を練り込んだ団子を揚げた一品
『こんにゃく棒』100円・・・尾鷲・三木里産の手づくりこんにゃくを薄味に炊きあげ、特製甘味噌をかけて!

この3品を販売しています。

 

のーじへいこらい
尾鷲市野地町2-8
TEL 0597-22-0160
営業時間 9:00〜15:00
定休日 月〜金曜日

 

6軒目は、尾鷲駅にほど近い、通りに面した『開進堂』。
軒先のショーケースに四季折々の和菓子が並びます。
こちらの『おわせ棒』は、開店当時から人気のみたらし団子(右)を、サイズを大きくして『おわせ棒』(左)に!
団子もタレももちろん手づくりで1本100円!

 

開進堂
尾鷲市野地町12-41
TEL 0597-22-0759
営業時間 9:00〜20:00
定休日 火曜日
※平日も取扱あり

 

7軒目は国道42号線沿いにある『おわせお魚いちば おとと』。
尾鷲の新鮮な魚介類が自慢の地場産品直売所です。
今こちらでは尾鷲物産の養殖ブリを売り出し中ということで、おわせ棒は『ぶりカツ棒』!
もともと食堂で人気だったメニューを串に刺したもので、味付けは塩コショウのみ。
素材への自信がうかがえます!

 

おわせお魚いちば おとと
尾鷲市古戸野町2-10
TEL 0597-23-2100
営業時間 11:00〜14:00
定休日 年中無休

 

いよいよ『おわせ棒食べ歩き』もこれでラスト!
8軒目の『さんき茶屋』は、さんま寿司を尾鷲の名産にしようと製造販売をはじめたお店。
今回はその名物のさんまを、大胆に揚げて『さんまフライ棒』にしちゃいました!
甘目のしょう油だれがさんまの旨みと合わさったパンチのある一品です!

 

さんき茶屋
尾鷲市矢浜岡崎町261-1
TEL 0597-22-6111
営業時間 8:00〜20:30
定休日 年中無休
※ 平日も取扱あり

 

この、尾鷲で誕生した『おわせ棒』、その人気はいまや東紀州全体へと広がり、尾鷲・熊野・紀北・御浜・紀宝の東紀州5市町が参加して棒グルメで対決するイベント『東紀州某対決グランプリ』を開催!
今年も開催を予定しています。

 

1本の「棒」でつながる地域活性化。
はじまりは、ちょっとしたひらめきかも知れません。
けれども、たくさんの人が情熱を持って関わることで、そこにひと工夫が加わり、大きな動きが生まれて、地域全体の力へと変わっていきます。

 

おわせ棒食べ歩き
2017年4月1日(土)~2018年3月25日(日)
期間中の土曜日・日曜日に開催!
※一部店舗で日曜休み有り
※一部店舗で平日開催有り