『M子の地産地消レストラン』2017年5月

ただいま『お伊勢さん菓子博2017』開催中!
そこでM子も『勝手に菓子博』を開催!
伊勢市内の伝統あるお菓子屋さんをめぐります!

実はたまたま通りすがったところ、「美味しいオーラ」が出まくっていました。

 

二見町の『旭家酒素饅頭製造本舗』。
お店の外まで、糀の甘い香りがふわふわとただよっていました。

 

外看板によると、お店は創業100年以上!
大正2年創業だそうです。
私、酒飲みなくせに酒饅頭が苦手なのです。
あの酒粕の香りが強すぎるというか。
でも、こちらのお店からただよってくるのは、はんなりと甘い香り。

店内はご家族で作られているのか、おじさんと若夫婦らしき人たち。
本当に売り場の横の作業場で作っています。
この日は甘酒も300円で販売していました。
飲みたかった・・・でも、お昼を食べたばかりでお腹がいっぱいで、泣く泣く断念。
販売しているのは、酒素饅頭と甘酒のみ。
甘酒もおそらく寒い時期限定かと思われます。

 

包み。
素朴で可愛らしいです。
『二見浦 日の出拝んで 酒まんじゅう』
いいですね。
ご主人とか、先代のご主人が詠ったのかしら。

 

中の包みは経木。
酒素饅頭の湯気を吸い、しっとりとしています。
経木の香りも良いです。

 

『酒素饅頭』10個入り820円。
開けるとあの甘い香りがふわっと。
いかにも手づくりという感じです。

 

中身は細かめのつぶあん・・・つぶしあんって言うの?
北海道産小豆100%ですって。
あんこは甘みがそこまで前に出てくるわけでなく、それよりも小豆の風味が強く、「今まさに豆を食べている」という気持ちになります。
そしてね、皮が!
皮が美味しい!
ムッチムチで噛むと糀の香りがふわ〜っと。
でもお酒の香りとは別物なんです!
もっと優しくて心地よい香り。
普通の酒饅頭と違い、お酒や酒粕を使っていないのと、糀を自然発酵させているからでしょうか。
店内でいただけるそうなので、寒い時期に、できたて熱々をほおばったら、最高に美味しいだろうな。
そしてきっと、甘酒も優しい味わいに違いないです。
賞味期限は翌日まで。
固くなってしまったら、オーブントースターで軽く焼き目が着くまで焼くと、また違った美味しさがあるとか。

ここのお饅頭はきっと、ここでしか買えないのだろうな。
ぜひとも再訪したいですね。

ご馳走様でした!

 

旭家酒素饅頭製造本舗
住所 三重県伊勢市二見町茶屋107-6
TEL  0596-43-2226
営業時間 8:00〜19:00
定休日 不定休