熊野古道自然学校「コケの観察会~ミクロの世界をのぞいてみよう~」

■開催日時

平成29年6月3日(土) 午前10時~正午
※雨天の場合6月4日(日)に順延  

■開催場所

尾鷲市 旧矢ノ川峠道・南谷上流域

■内容

熊野古道周辺の自然や植物、生きものについて学ぶ熊野古道自然学校の第1回として、コケ植物の観察会を開催します。
 コケ植物は、蘚類(セン類)、苔類(タイ類)、角苔類(ツノゴケ類)と三分類され、日本では約1700種確認される中、東紀州地域では732種自生し、その種数と生育量は極めて豊富で、多様さにおいては屋久島に次いで2番目だといっても過言ではありません。その要因は、黒潮がもたらす多量の降水量と年平均気温約16℃と温暖な気候、そして刻み込まれた深い谷などに起因する独特な地形が、コケ植物の生育に適した環境であるからです。
 今年度も、引き続き、くまの・みち叢書7「東熊野路で見られるコケ」の著者である山田耕作氏(理学博士)を講師としてお迎えし、旧矢ノ川峠道・南谷上流域で、コケ植物(蘚苔類)について、その分類や生態を学びます。

【スケジュール予定】
  9:30 受付(熊野古道センター駐車場)・移動
10:00 講師紹介、コケ植物について
10:10 自然学校開始
    (旧矢ノ川峠道・南谷上流域)
 11:45 まとめ
12:00 終了
【料 金】500円(保険代、資料代含む)
【定 員】20名(要申込、応募多数の場合は抽選)
【講 師】山田耕作氏(公益財団法人 服部植物研究所非常勤研究員、理学博士)
【受 付】5月3日(水・祝)~5月27日(土)午後5時まで