FM三重『ウィークエンドカフェ』2017年5月20日放送

今回は『高野尾花街道 朝津味』の店長であり直売部長の井村大輝さんをお迎えしました。
去年の7月にオープンして以来、大人気のスポットです。
11か月で45万人の人が訪れました!
650㎡もあるファーマーズマーケットは三重県下最大級の直売所ともいわれています。
安心で安全、おいしい野菜を毎朝、届けてくれるのは地元の農家さんたち。
季節の野菜や果物がたくさん販売されています。
他にも園芸売り場や加工工房があり、加工工房では豆腐や和菓子、お惣菜が
作られています。
井村さんも毎日、おいしいお豆腐を作っているんですよ。

ープンして11か月で45万人が来場!!

昨年7月2日にオープンしたので、11ヶ月を迎えたところです。
おかげさまで来場者は、県内外から合わせて45万人。
ありがたいですね。
アクセスが良いので、名古屋や大阪方面から月に1回来てくれるお客様も
いて、本当にうれしいです。

 

業振興を目的として作られた『朝津味』

もともと『朝津味』こは、農業振興を目的とした施設です。
地元、津市高野尾町を中心とした農家さんに野菜を沢山出荷してもらい、それが売れて収入となり、農家さんひとりひとりが元気になってもらうというのが大きな目的の一つ。
そこをブレずにやっていきたいと思っています。
この地域は昭和40年頃、サツキやツツジなど、庭木の産地だったと聞いていますが、現在は田畑が多くなっています。
最初は出荷してくださる農家さんは320名ほどでしたが、おかげさまで200名ほど増えました。
現在はおよそ520名の方が登録し、お野菜や果物や加工品を出荷してくれています。
たくさんいらっしゃるので、だいたいの人は覚えましたが、まだ全員は覚えきれていません。
三重県の最南端である御浜町からみかんを、週に1回定期的に持ってきてくれる農家さん、秋は名張から葡萄を持ってきてくださる農家さん・・・三重県の全域から朝津味に向けて出荷してくださる方が大勢います。

また、これからの季節はバラがオススメです。
ちょうど今日からは『ローズフェア』がスタート。
『朝津味』の園芸売り場に200ものバラの苗木を販売します。
来週からはバラを浮かべた足湯も登場しますよ。
フードコートでは、バラのジェラードも食べることができます。
ジェラードは常時8種類、最大16種類を、毎朝スタッフのみなさんが心を込めて作っているんです。

 

隣の『レッドヒルヒーサーの森』と合わせて楽しんで!

この仕事に就く前、私は園芸関係の仕事をしていました。
園芸と野菜はまったく違い、毎日旬を感じることができる喜びがあり、また、美味しい野菜や果物などの食材に囲まれていることが幸せです。
野菜の出始めのときには自分で購入して味を確かめて、それをみなさんにお伝えするのが楽しみです。
最近では野菜の種類が増え、食べたことのないものもたくさんあります。
毎週・毎月のようにどんどん変わっていきますので、新しい野菜が次々と出てきます。
パクチーなども最近人気ですし、三重県ならではの野菜を作っている人もたくさんいます。
スーパーなどと比べると、ちょっとお値打ちな価格で設定してもらっているので、新鮮かつお値打ちなのが、朝津味の魅力の一つだと思います。
『朝津味』という名前はオープン前に公募をし、その中から選んだ名前です。
「朝に農家さんが収穫した野菜を、ここ津で味わっていただく」・・・そういった意味合いが込められた、良い名前だと思います。
お隣には赤塚植物園さんの『レッドヒルヒーサーの森』という東京ドーム4個分という広さの素敵な里山があります。
ここはお花がとてもキレイなので『朝津味』とセットで楽しんでいただく方も、たくさんいらっしゃいます。
一本、広い道路から入ったところなので、わかりにくいと言われる方も時々いますが、そのおかげで本当にのどかな田園風景が広がっています。
ゆっくりお買い物を楽しんでもらい、フードコートで地のものを食べていただき・・・一日をのんびりと過ごせる施設だと思います。

 

週土日は相可高校の食物調理科の生徒さんが試食会を開催!

4mの長いテーブルキッチンを使い、毎週土日の昼前後に、『まごの店』でお馴染みの相可高校の生徒さんに調理実習を兼ねた試食会を開催してもらっています。
とても好評で、食べ方のわからない食材や旬の食材を使って、いろいろなレシピを配りながら作ってくれます。
相可高校の生徒さんの包丁さばきやテキパキと調理する姿を見ると、我々がするよりも上手に調理されますし、それを楽しみに週末来られるお客さんも増えてきました。
毎週ビックリするのですが、タケノコご飯や菜ばなのおひたし・・・こういった料理も、我々が普通に作るのと、ちょっと違うんですよね。
調味料の使い方とか火加減とか、ちょっとした工夫で美味しさが増すんです。
私も試食させてもらうのですが、本当に美味しいものばかり。
ウチのスタッフも毎週楽しみにしているイベントの一つです。

オススメというか、たくさんの方に来てもらっているイベントとして、毎週水曜日の午後2時から15分間、伊勢湾漁協さんが来て、その朝三重県で獲れたお魚を、トラックでドッと販売しています。
それが本当にピチピチで、新鮮で、お刺身にできるような魚介類なんです。
なので水曜日の午後は狙い目だと思いますね。
なかなかこういった産直市場では目にすることがないと思いますし、特にここ『朝津味』は津市内でも山の方なので、海のものを求めているお客様がたくさんいると思います。
天候によっては開催していない場合もありますが、だいたい毎週水曜日に行っています。

 

人気の『草餅』はなんと10万個を販売!

私は去年、トマトやナスなどの定番を育てていたのですが、今年は農家さんに勧められて枝豆にチャレンジすべく、先日植えたところです。
7月8月には収穫できるといいですね。
小さな家庭菜園ですが、ビールとともに味わえるのを楽しみにしています。
自分で作ったものもそうですが、『朝津味』の野菜は生産者の顔が見えるので、より美味しく感じますね。
毎朝7時から9時の間に農家さんが野菜を搬入してくれますが、昼頃にも追加でお野菜を持ってきてくれる風景が、よく見られます。
もしも何か質問がある際は、そういう時に声をかけると農家さんも喜ぶんじゃないかな。
やはり農家さんが旬の野菜の一番美味しい食べ方を知っていますし、私たちもそれを学んでお客様にお伝えするということを、試食カウンターを通じて日々行っています。

それから私たちの和菓子工房で毎日作っている『草餅』があるのですが、おかげさまで販売数が累計10万個を超えました!
ウチのオリジナル商品の中で、一番のオススメです。
ヨモギは地元、高野尾で無農薬栽培している農家さんから仕入れています。
本当に地の、ヨモギがふんだんに入っていて、口当たりもふわふわです。
ぜひみなさんに、召し上がってほしいと思っています。

 

分に合った旬の食材を見つけると面白い!

このあたりの地域ではトマトを作っている農家さんが多く、『朝津味』ではミニトマトから大玉トマトまで毎日豊富に取り揃えています。
それから5月はそら豆やスナップエンドウ、絹さやなどの豆類がたくさん出てきます。
同じ豆類でも農家さんが違えばお値段も規格もサイズも違うんですよね。
自分に合った商品を見つけて購入してもらうのが、一番面白いのではないでしょうか。