2017年7月14日(金)、いなべ市立阿下喜小学校にて、
愛知県森林ボランティアグループの「森の健康診断出前隊」による『森の健康診断』の実践授業が行われました。

 時折雨が激しく降る中、5年生24名が二手に分かれて、小学校横の森の中に入り、森を五感を使って感じ、植物の多様性を知り、人工林の込み具合を測り、一人ひとりが慣れない手つきながらもノコギリを手に木を切り、
最後には生徒全員が力を合わせて、実際に木を切り倒しました。
 全国には手入れされずに放置されている人工林が多く、それが獣害や土砂災害を助長する要因の考えられており、いなべ市もまさにその深刻な状況に直面しています。
 6月中旬、座学で森林が持つ多面的な機能を学び、間伐材による測量道具を作り、昨日の実際に森での実践授業に備えてきました。
 昨日は森の中の木の本数や、自分で作った測量道具を使って木の太さを測り、樹高による木の込み具合や、森に太陽の光が当たることの大切さを実感していました。
 この授業に協力した「山造り研究所」のメンバーのひとりは、将来の子供達に思いを共有して、「山造り」の応援団になってほしいと語っていました。
 
 子どもの頃から自分たちが住む地元の森の状況を知り、森に関わることが重要なんですね。