いなべ市藤原町の長尾交差点横のひまわりが満開に咲いています!
(2017年7月22日現在)

 この取り組みは長尾地区の住民の方によって構成される
農地・水・環境保全活動団体「どじょっ子くらぶ(代表 宮木真治さん)」によって発足した取り組み『ひまわりプロジェクト』で、毎年、中里地区の子ども会に呼びかけ、子ども達と共にひまわりの種を植えています。
 今年は、「いなべ市 政策課」が橋渡しをして、「いなべ総合学園 放送部」の十数名の学生も一緒になって今年5月、ひまわりの種を植えました。
 長尾地区では獣害の被害により畑の作り手がいなくなり、荒れてしまった畑をどうにかしたいと7年前に『ひまわりプロジェクト』を始めました。
 花と共に育ってきた中里小学校出身者が多い「どじょっ子くらぶ」のメンバーは、何かあると、常に心に「花」という思いが湧き上がってくるそうです。
 いま、ひまわりが満開に咲いている畑は数年前は「赤そば」の花が綺麗に咲いていた場所であり、その前はコスモスが満開となっていた場所です。
 中里小学校は今年3月、藤原町の小学校統合と共に廃校し、それにより、小学校と地域、子ども会で45年間、取り組んできた小学校の校庭で花を育てる取り組みは終わりを告げました。
 しかしそれをバネにするかのように、『ひまわりプロジェクト』で多くの人と繋がり、今年はより広い場所でひまわりが咲いてくれました。
 「花を育てるのではなく、花で人を育てる」というスローガンと共に、45年もの間続けられてきた取り組みは、花によってたくましく育てられた子ども達に、これからも受け継がれ、大輪の花を咲かせていくことでしょう。

※7月5日に紹介させていただきました長尾地区周辺「ひまわり」の方はいまは見ごろを終え、種をつけています。