講演会「大杉谷森林鉄道の今~現地踏査から見えるもの」

■開催日時

平成29年9月10日(日)午後1時30分~3時(開場:午後1時)

■開催場所

映像ホール

■内容

多気郡大台町宮川上流の吉野熊野国立公園内にある大杉渓谷山域は、かつて「御杣山」として神宮の式年遷宮造営に必要な御用材を管理していた山で、その後、宮内省御料局を経て、帝室林野局の管理下のもと御料林として材を供給していました。戦後は林野庁国有林に編入され大杉谷の奥地まで森林開発が進み、V字谷の峻険な地形のため多種多様な運材方法が採用され、森林鉄道、索道、インクラインと先人の知恵の結晶ともいえる搬出方式で木材等が船津まで運ばれていました。本講演会では、大杉谷支流の不動谷と紀北町船津を結ぶ「大杉谷森林鉄道」のほぼ全路線を現地踏査した結果について、昭和20年代から40年代に撮影された写真を紹介しながら大杉谷森林鉄道の現状についてお話しします。

【講 師】熊野古道センター職員
【入場料】無料
【定 員】80名(要申込・先着順)
【申込期間】平成29年8月10日(木)~9月9日午後5時まで※定員になり次第、受付終了します。