紀北町紀伊長島『おかずの店 祐美』


紀伊長島で30年以上、地元の人に愛され続けているお店。
漁師町ならではの、新鮮なお魚料理とお客様同士の交流が自慢です。
『三重県ご当地グルメNo.1決定戦!!Mie-1グランプリ』作品の『イカスつみなあじバーガー(アジミンチバーガー)』なども開発しています。
基本情報
名称 おかずの店 祐美
住所 北牟婁郡紀北町紀伊長島区長島1189-35
問合せ TEL:0597-47-1294
営業時間 17:00~23:00
HP http://www.okazunomise.com/index.html
blog http://okazunomis.exblog.jp/
三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区長島1189−35



『おかずの店 祐美』の武岡由紀子さん(カフェ)
2011.11.30UP

FM三重「ウィークエンドカフェ」2011年11月26日放送

今日のお客様は『おかずの店 祐美』の武岡由紀子さん。紀伊長島の町で、30年以上も前から地元の皆さんに愛され続けているお店です。仕事が終わったあと、このお店で一杯…という人も多いとか。ほっとくつろげる場所なんでしょうね。
このお店から紀北町を代表するバーガー『イカスつみなアジミンチカツバーガー』が誕生しました。お客さまからたくさんの意見を頂いて完成したバーガーです。もともとはこのお店、武岡さんのご両親が始められたお店だそう…。

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■お店は町の人との交流の場所
お店は母の代からで、今年で34年目になります。
昔からの常連のお客さんはもちろん、新しいお客さんもいらっしゃるんで、交流が多く持てますね。
(ご当地キャラの)アババインとヤタゲタンが、一緒に飲んでいる姿も見られますよ(笑)
皆さん、『居酒屋さん』のイメージを持たれているようですが、最初は、実はお惣菜店だったんです。
さらにもともとは『若鶏専門店』!
…そう、お魚じゃなかったの(笑)
私の父が養鶏所をやっていた関係で、若鶏専門店だったんですが、やっぱり鶏だけだと飽きるでしょ。
それでお魚や他の料理も少しずつ増やして、今では「どっちが多いかな」…というくらい。
狭い地域なので、お客さんも同じ方が多いから、いつも同じ料理ばかだりと飽きてしまいますから。
そんな感じのお店なもので、一見さんはちょっと入りにくいかもしれないですね…。
でも、勇気を出して、お店の戸を開けて下さい!

■二十年に一度の『お木曳』!
今年、2011年の11月5日は、20年に一度の『お木曳』だったんです。
お宮さんが完成したお祝いの奉祝祭が行われるんですが、ウチの周りは、もう若い人が全然いなくて、一人暮らしのお年寄りばかり。
そんなワケで、各地域で「どうするん?踊る人もおらんしなぁ…」なんて相談していたのですが。
いざ開催したら、もうビックリするくらい盛り上がったんです!!!
各地域からの踊りが出て、よそに住んでいる人も、この日は帰って来て。
紀伊長島ってパワーあるやん!と、その時、確信しました!
このパワー使ったら、紀伊長島どうにかなるやん!って。
ええ、普段の紀伊長島はホンットに静かです。
特に夜なんて、シーンとしていますよ。
昔はこの辺りは賑やかで、夜中の12時頃まで子供も平気で歩いていてね。
大人は夜中までどんちゃん騒ぎして、綺麗なお姉さんもいて(笑)。
漁師町の派手さっていうんですかね‥…一晩飲み明かして終わり!みたいな。
若い世代の人たちは、この静かなのが当たり前と思っているみたいだけど、昔を知っている人は、徐々に衰退していく姿を目の当たりにしているので、寂しい気持ちになっていたんです。
そんな時にこの『お木曳』のお祭りでしょう。
あの時のパワーは、それだけにホントに凄かった!
…なので今は、どうしたらそのパワーを引き出せるのか…考え中ですね。

■住んでいる人が知らない「紀伊長島の良さ」
2011年の今年、東京から、一色登希彦さんと元町夏央さんご夫妻が引っ越して来られました。
お二人とも第一線で活躍されている漫画家さんです。
そして元町先生が、この紀伊長島を舞台にした『南紀の台所』という短編を描かれました。
その中で、主人公の女性が、
「海があり山があり、農産物もあり、こんなステキなトコない!」
と感動しているシーンがあるんです。
そうなんです!
こんなにステキな場所はありませんよ!
でも、元からいる住人は、この素晴らしさを感じていないのです。
こんなに美味しいものあって自然があるのに、どうしてみんな気づかないの!?
却って、外から来た人に「いいとこだよねえ」って言われて、ええ、そうなん?て。
住んでいる人が、この土地に感謝や喜びを見出して、「こんないいところはない」と、声高に言えば、もっともっと盛り上がるはずなんですよ!
気づかないのなら、他所からここに移り住んでくれた人の「いい町ですね」という声を、どんどん聞く機会を作ることが大事。
もっとその声を聞き、地元に自信を持って欲しいですね。
ただし、やみくもに「若い子に来て欲しい」とかではなく、現役で頑張ってくれる人がいることも大切だと思っています。

■夢は「おうちご飯」教室
去年、お店を自分が使いやすいように改装しました。
実は、ここでお料理を教えたいんですよ。
「教室」なんて大それたものじゃんですけど、何人かの方と一緒に話しながら作れるような…。
そのためには二階も改装しないとならないので、何年後になるかわかりませんけどね。
作りたいのは凝った料理ではなく「おうちご飯」。
簡単にできて、ここで獲れるお魚や、地元の野菜を使った、「おうちご飯」を広めたいんです。
今は「お母さんの味はコンビニの味」と言ったりするようですね。
私もコンビニは忙しい時お世話になるので否定はしませんが、365日コンビニはいかがなものかと。
私が今、作ってお店で出している料理は、母の教えのものが多いですね。
教わった料理を作ったり、アレンジしてみたり…そういうところで、母を思い出したり、ほっとしたりします。
料理はそういう気持ちを蘇らせてくれる、大切なツールなんです。

■おもてなし上手な町に!
『魚まち歩観会』に入って、町のことを勉強することで、紀伊長島のこと今まで以上に大好きになりました。
せっかく紀伊長島に来てくれても「二度とと来たくない」と思われたらおしまいでしょ。
「また来たい」と思ってもらうには、もっと勉強して、この町の魅力をもっともっと知ってもらって・・・。
町の人も、だいぶ変わってきましたよ。
以前は、『歩観会』の活動でお客さんを案内していても、「何やってるんだい」みたいな感じだったのが、
最近「ご苦労さん」と言ってくれる人が増えてきたんです。
こうやって、一つのことが認められるまで時間はかかるけど、少しずつ、紀伊長島を盛り上げていきたいな、と思っています。
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