秋の企画展「父と子の物語ー宣長と春庭ー」

■開催期間

2017年9月5日(火)~ 12月10日(日)
【開館時間】9:00~16:30
【休館日】月曜日・年末年始

■内容

親子の関係というのはいつの時代も難しいものだ。宣長にとって母、また早く逝った父は、どのような存在であったのだろう。父としての宣長は、5人の子供たちからどのように見られていたのだろう。優れた国学者は、よき家庭人であり得たのか。宣長にとって息子・春庭の将来は、父と言う立場からだけでなく、生涯を掛けた学問の行く末にも関わる重大問題だった。いったい宣長は、息子の将来をどう考えていただろう。残念ながらそれは分からない。ただ確実なことは、学問に見られる宣長の緻密さは春庭に受け継がれたということだ。今回の展示では、親子関係という永遠のテーマから、宣長の人生観、学問観に迫る。またそれを通して、春庭の生涯と、その解明に半生をかけた詩人・足立巻一の遺品・遺稿類も公開する。

【展示総数】85種101点  ※内、国重文23点  (変更あり)
【展示説明会】9月16日(土)、10月21日(土)、11月18日(土)。いずれも午前11時から(無料)