~斎王が解任されるとき~

日本遺産のまち「明和町」の魅力発見
斎王制度は飛鳥時代から南北朝時代の約660年続き、その間に60人以上の斎王が斎宮に赴いたとされています。
斎王は任期が特に決まっておらず、天皇の崩御や譲位によって新しい天皇に代わるとき、肉親が亡くなるなどの不幸があったとき、斎王自身が病にかかったときに解任となりました。それ以外では辞めることができなかったため、恋人や家族、都から離れたこの斎宮で役目を務め上げなければいけませんでした。長い人で約30年務めた斎王もいらっしゃったのだとか。
斎王制度は動乱の時代とともに断絶しましたが、斎王が暮らした地「斎宮」は現代まで語り継がれ、地域の人の誇りとなっています。

その語り継がれた物語は、日本遺産「祈る皇女斎王のみやこ斎宮」として、現代に甦りました。