先日、「今日はフリーダムだあ!」なんて、浮かれてtwitterで呟いていた日。
二度寝から起きると、ワケもわからず夫に連れられて美杉へ。
そして用事を済ませたあと、「この辺でどこか食べに行きたいお店はあるのか?」と夫に聞かれ、即答。

『そば処 きさらぎ』。
私のお店リサーチは、とりあえず美杉まで到達しています。
11時オープンで、11:38入店。
お客さんなし。
店主がカウンターの向こうで携帯をいじっています。
私たちが入店してから少なくとも7秒間、顔を上げませんでした。
で、「あ、いらっしゃい」と。
不安がよぎります。
店内もやや雑然としていて、お世辞にも「片付いている」とは言えず、さらに不安。


メニュ。
けっこう潔いです。
『いらっしゃい定食』がどう考えてもオトクそうなので、2人ともこれを注文。
私は「ざる」、夫は「かけ」を。
その時、店内に奥さんらしき人が登場。
こちらは滅法愛想が良い・・・というか、一生懸命な感じ。
ああ、夫婦でバランスとっているのね・・・と、妙に納得。
蕎麦以外の料理は奥さんが作っているようで、ちょっと時間がかかります。


『いらっしゃい定食』1200円。
ちょwwwと言いたくなるボリューム。


シラスと青菜のごはんと、山芋の磯辺揚げ。
磯辺揚げ、揚げたてでムッチリ。
奥に見えるのはカボチャサラダと高菜漬けとたくあん。


天ぷらも衣がやや厚めながら、揚げたてでサクサク!
しかも、トマトの天ぷらの変り種に、「マコモダケ」や、今しか採れない「スギダケ」など!
さすが美杉!
野趣溢れる天ぷらで、街のお店とは一味違います。


そして肝心の『ざる蕎麦』。
・・・あのですね・・・いままでの店主のイメージを覆す美味しさ!
十割でしょか。蕎麦の表面がざらついているのに、何故か喉ごし良く、喉を通過するときに、蕎麦の香りがムワン・・・と。
つけ汁も、甘すぎず辛すぎず、関東のよりも、ややマイルド。
はっきり言って、入店した時点で「ここは外したかも・・・」と思っただけに、美味しさ倍増でした。


夫の「かけ」。
こちらも汁の塩梅も良いながら、食べているうちに、蕎麦が溶けてしまうような感じがするようで、ここでは「ざる」がオススメ。
そして何故か、お会計時には店主の機嫌も良くなり、ニコニコと「ありがとうございます!」と。
何があったんだ・・・。
ちょっとスリルを味わいたい方は、是非行ってみて下さい。
味は美味しいので、なかなか楽しい経験ができるのでは。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
そば処 如月
住所 津市美杉町八知5392
TEL 059-272-0553
営業時間 11:00~14:00
       17:00~21:00
定休日 第2、第4月曜日、毎週火曜日