11月11日~13日まで、津市美里町を中心に開催された『里山工房めぐり』。
主催者や美里在住者が考えていた以上に大盛況だったようで、美里町民の私もビックリでした。
私は初日の11日に、美里町内の工房をめぐり、『NEW FOREST』さんを取材させていただき、そこで開催していたピクニックカフェでお弁当を購入。

亀山の、伝説のオーガニックカフェ『月の庭』のお弁当です。
今は店舗を持っておらず、依頼があれば、こういったイベントに出店したり、お料理教室を開催しているそうです。


じゃん!
お肉もお魚もまったく使っていないお弁当で、見た目も地味・・・。
なのにどうしてこんなに良い香りがするの!?


お弁当のおかず。
『オーガニック』とか『マクロビオティック』とかの概念が覆されました。
「ヘルシーだから身体に美味しい」なんでしょ、などとヘルシー志向を鼻で哂っていた私が恥ずかしい。
ここのは、真っ当に美味しいのです。
左上の『厚揚げのカレー焼き』は、しっかりカレー味。かなりスパイシーです・
右上は『高野豆腐のゴマ揚げ』。
生麩と間違うほどのもっちもち感!胡麻入りの衣をまぶして揚げてから醤油ベースの漬け汁に?
この味付けが、中毒性がありまして。
むやみやたらとご飯に合うので、箸が止まらなくなります。
左下の串に刺さっているのは『きびナゲット』。
モチモチしていて、さながらお餅のようですが、もっとコクがあります。
こちらも、醤油ベースの味が付いていて、これまた食べ終わるのが惜しいほど。
そして特筆すべき、右下の『五穀米』と『粒そばそぼろ』!
これを一口いただいた瞬間、本当に衝撃が走りました。
何なん!?
この美味しさって何なん!?
上に乗っているのは普通は「蕎麦の実」ってわかりますよね。
でも、あまりの美味しさに、夫も私も、それが何かわからなかったのです。
肉そぼろチックな美味しさと油・・・。
そう、ここはオーガニックやマクロビと言いつつも、しっかり良質の油を使い、しっかりとした味付けをし、「美味しく食べられるよう」に作っているのです。
お肉やお魚は使いません。
しかし、まがい物(マーガリン)を使うくらいなら、本物(バタ)を使いなさい!・・・という考え方。
おおいに共感します。
実際、このお弁当をいただいていて、「物足りなさ」は一切感じませんでした。
付け合せの『青菜炒め』やシャキシャキ水菜なども、ご飯と混ぜると美味しさ倍増。
いや~~~・・・。
・・・この数年、食べ歩きを続けてきた自分を見直すきっかけとなりました。
あまりに衝撃的な味が忘れられず、翌々日の13日も朝イチで買いに走り、その味を再確認したほど。
今もあの味が、頭と舌から離れません。
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#][#IMAGE|S58#]
月の庭
是非、オーナーの岡田桂織さんにもう一度お会いして、お料理を教わりたいです・・・!