1月7日の土曜日。

今年初めての『やまき』でござりんす。
昨年の11月12日以来、約2ヶ月ぶりのお邪魔でありんす。
せっかく来たものの、帰省時に相当食べまくってしまったので、今日は軽く済ますつもりでありんす。


まずは突き出し。
新年ということで、にごり酒が供されました。
甘くない乳酸菌飲料という感じで、クイクイ飲めます。
危険です。


突き出し3種。
数の子が出汁に漬け込んであってしみじみ美味しく、唐辛子のピリリが嬉しいです。
ばい貝もムッチリ。
右の青物は何だったのかな?
お料理屋さんの中にひっそりと隠れるお惣菜・・・みたいな、ほっとする味付けでした。


鱈の白子があると聞き。
もちろん私は天麩羅で!!


ヨダレが垂れそうなドアップ。
昨年末の『レストラン七條』で白子の美味しさに目覚めてしまった、m子も「食べる!」と。
サクサクの衣を歯の先で噛み破ると、熱々かつ天然のクリームが・・・。
粘度があるため、口の中をもれなく火傷しますが、それすらも味の一部!


対する夫は塩焼きで。
焼き目のついた皮のアミノ酸成分が、熱によって変化して旨みが・・・ああ、何を言っているのか自分でもわからないくらい美味しい!


ふふふ。これが何かというと。


牡蠣真薯煮。
やや甘めの白味噌出汁に自然薯がトロトロと混ざり合い、そこにハフハフで柔らかく火が通った牡蠣が!
牡蠣の味が濃く・・・的矢だったかしらん。
とにかく三重県産の上品な牡蠣とは違い、牡蠣の香りが強い、牡蠣らしい味の牡蠣。
またしても何を言っているんだか・・・。
牡蠣の他には自然薯団子が!
もっちりして滋味深い味です。
出汁の味付けは、前回の『鴨の治部煮白味噌仕立て』に近く。
なので青物は春菊が良いなぁ、と思っていたら、本当に春菊で嬉しい!
絶対この出汁には、やや癖のある野菜が合いますって!
セリとか。


今日の流れでは、ビールは早々に終了して・・・アッツアツの鰭(ヒレ)酒ですよ!
火を付けるところまでおかあちゃんにお願いして。
火傷しそうに熱いコイツをズズズ・・・と。
美味い・・・というか旨い・・・お出汁をそのまま飲んでいるかのような錯覚。
しかしお出汁ではない証に、もれなく酔います。


最近の定番、ここでお造り。
シメ鯖最高。いい具合に脂が乗ってきています。
冬はまだまだ!もっとこってり脂を乗せてくださいよ!鯖!


真珠貝の貝柱とキュウリのバタ炒め。
火が通った、バタ風味のキュウリが、どうしてこんなに美味しいんだか。
貝柱が美味しいのはもちろんなんですが、キュウリが貝柱の旨みとバタの香りを吸収しているんです!
いつもの『m子コース』を食べ終わったm子、まっしぐら。


蕎麦生麩の蟹あんかけ。
こ、これは・・・出汁を楽しむ一品ですね。
基本のお出汁に、蟹の香りがガッツリ出ています。
飲む、というか舐めるおつまみ。
これと鰭酒を交互にチビチビと口にしていると、永久運動です。


ここでいやらしく、鮟肝を注文。
お腹はいっぱい、でもまだ飲みたい・・・ということで、純粋なるおつまみを。
それにしても鮟肝ってヤツぁ、どうして身体にこんなに美味しい物を溜め込んでいるのかしらん。
欲を言えば、もっともっと脂が乗ってきて欲しいですね!鮟鱇!


最後に何故か出てきた、海老の天ぷら。
大好物なので大歓迎!
熱々をホグホグとありがたくいただきつつ、最後の一品を、〆の『辛みおろし蕎麦』に乗っっけていただきました。
「軽く」という割に、超ガッツリ食べてしまいました。
あ、国産和牛の塩焼きは、『松阪牛』に戻っていましたよ!
ビバ!
ご馳走様でした[#IMAGE|S58#]
今年もお世話になります!
やまき